気温35度前後の日が続いています。午後にプールに行くと、水がみごとに温水となっていて驚きます。
毎日泳いでいるのに、息子は白いまま。私はどこまでも焼けていく、、、。これって、不公平ですよね。このままでは、プールの監視員さん並みにこんがりとなりそう。焼けるのはシミが残るので避けたいのですが、タイの人のような鮮やかな色も着たくなります。コチニールやラックで濃く染めたピンク色も似合うかも。
観察していると、タイの人はなるべく歩かず、ローカルバスのほかに、ソンテウ(乗り合いバス)やバイクタクシーなどをうまく使って移動しています。これは暑い時に消耗しない知恵なのだとつくづく思います。炎天下をうろうろ歩いているのは私たちのような外国人だけ。ソンテウやバイクタクシーができる前は、みんなどうしていたんでしょうか?素朴な疑問です。
家のなかでじーっとしているのも不健康なので、今日は徘徊がてら、フランス人オーナーのベーカリーへ行ってきました。今住んでいるあたりには、フランス人住民が集まっているようで、パティスリーやそれらしきカフェも幾つかあります。
朝の7時から開いているという店内、パン焼きは終わっているようで、ガランとしていますが、ズッシリして重さのありそうなパンがガラスのケースに並んでいました。タイの人は、フカフカでないこんなパンは食べないだろうなぁと思いながら、バゲットとペイストリーを買って店を出ました(カフェも併設していますが寄らずに)。
うろうろの途中で、外国人用スーパーでおいしいバターと生ハムを(珍しく)買い、家でサラダを作ってお昼に。ちなみに、サラダのドレッシングを作るのに、ライムを絞っていて果汁を派手に飛ばし、五倍子染めのブラウスが壊滅状態になってしまいました(涙)。
湿気のあるタイでは、パンのクラスト(表皮)をパリッと保つのは不可能だと思うのですが、それをカバーして有り余るほどの香ばしさと密度。厚いクラストは噛みごたえがあります。
息子は、シマウマの肉を食いちぎる野獣のような形相をして食べていました。ポールのバゲットよりも、私はここのパンの方が好みだなぁ、、。
その土地でできたものが一番おいしいともわかっています。タイやベトナム料理も大好きです。でも、たまにはこんな食事もいいですね。
バンコクには、ポールもメゾンカイザーもあるし、もちろん西洋人向けスーパーも日本人用スーパーもあります。外国人向けのカフェも、ここ10年で竹の子のように増えました。デパ地下のような食品売り場では、ここがいわゆる発展途上の国であるということも時折忘れてしまいます。
タイの地方では、英語さえ通じないところもあるのに。都市部と地方の格差が非常に大きいのに驚きます。バンコクはタイの中でも異世界なのですね(だからこそ、外国人が住むには便利ですけれどね)。