藍染ストールのこと

藍染ストールのこと

金曜日からのhako plus での展示に、タイの藍の町で買ってきたストールも持っていくことにしました。今年の秋は展示の予定がないので、この機会にご覧いただこうと思います。そこで今日はタグを作ってつけたところ。 このストールたち、手紡ぎ手織りだけあって、びっくりするほど柔らかです。村では家族総出で綿を育て、紡いで藍染しているのだそう。綿がこんなに柔らかだなんて、初めて触った時は衝撃でした。 まだ気温差の大きい時期。肌寒い時や電車の中で羽織るため、私も自分用の一枚を持って東京へ向かいます。   去年の秋、朝食用に焼いてもらったポルトガル風のマフィンがおいしかったなー、また食べたいなー、と夫にリクエストを出したのですが、当の本人は「何それ?」←すっかり忘れている。 そこで、この自分のブログの去年の秋あたりを検索して、証拠写真を差し出したところ、「あー!」と。ブログって便利ですねぇ。 レシピを確認してみると、「小麦粉6カップ、砂糖1カップ」とあったようです。(アメリカのカップは240ccです)。ものすごい砂糖の量にびっくり。 ちかごろ、「あまくない砂糖の話」という、砂糖の及ぼす健康被害についてのドキュメンタリーをみて、こわ〜い思いをしたばかりなのです。砂糖を大幅に減らして作ってもらうことになりました。 小麦粉がそんなに入るボウルがない!というので、古いそばこね鉢をだしてみると、これがぴったり。ここでこね、リネンのぬれ布巾をかけて発酵させていました。これからは私も麺類はこれを使ってこねようと思います。 インドのタヴァで焼いた方が手前左、オーブンで焼いたものが右。タヴァの方がカリカリして私好みでした。 小分けにして冷凍し、朝トーストして食べます。

もうすぐ帰国です

もうすぐ帰国です

先日、近所のハスキーの子犬にみとれて歩いていたら、路上で行き倒れになっていたアミメニシキヘビを踏みそうになりました。道のまんなかで昇天したのを、誰かがバナナの枝で道の傍によせたような風情(?)です。 それにしても大きな蛇です。頭はアヒルの卵より大きく、長野の家の周りで見る蛇の何倍もの太さです。街中にこんな大きなニシキヘビがいるなんて。この辺にいるヒキガエルを食べにきて、心臓発作にでもなったのかなあ。そういえば、ペナンにも体長1〜2メートルの水トカゲがうろうろしていました。 熱帯というのは、爬虫類と共存エリアなのかもしれません(トイレの中から蛇がでてきたという実話をうっかり話してしまい、息子は怖がって、しばらくトイレに行かれませんでした)。   さて、もうすぐ帰国です。 チャイナタウンやリトルインディアで食材の買い物もすませ、貝ボタンも調達しました(いつも買っている貝ボタンが日本製だったことを、今回初めて知りました)。膨大な荷物ですが、これも梱包をすませて、あとは日本へ帰るのみ。 31日でwifiを切ってしまうので、次回のアップは日本へ帰ってからします。  

暑期

暑期

住んでいるアパートに張り紙があり、今日はお昼から夕方まで断水になるということ。プールにも入れないし、少々不便なので、お昼に外出しました。 一歩外へでると、熱風が吹き荒れています。それもそのはず、最高気温は37度。体感気温48度だったようです。 そういえば先日、タイの気象庁も「暑期に入りました」と宣言したようです。日本でも、梅雨入りすると、気象庁が一歩遅れて宣言するのと同じでしょうか。 最近どうも、鈴を鳴らして通りを行き交うアイスクリーム売りの数が、ぐっと増えたような気がします。タイの人でも暑くなるとアイスクリームを食べたくなるのかなぁ?単に自分が食べたいと思っているから、よく気がつくだけなのかもしれません。     暑いうちに、来年の夏もののデザインをしています。秋冬ものは全然思いつかなくて困るのですが、バンコクの暑さのおかげで、真夏ものはスイスイです(春夏服専門になろうかとも思うほど)。 ここのところ、インドのカディコットンを織ってもらっている工房とやりとりをしています。いつもの生地のほかに、新しいものをお願いすることになっているのです。 とはいっても、相手はあのインド。びっくりするほど軽くて魅力的な生地を作ってくれることには脱帽ですが、お願いしていたのと全く違うものが届いたり、関税の額に目の玉が飛び出たり。送ってくるはずの時期に届かないのはいつものことですし、、、、必ず何か起きるので、気が抜けません。 服の形になって、みなさまにお見せできるのは随分先のことですが、楽しみにしていてくださいね。   これらの写真は一年ほど前にチャイナタウン周辺で撮ったもの(最近はカメラを持ち歩いていないので、新しい写真がありません)。 豆鼓や花椒を買いに寄った下のお店。店先に据えてあるお茶スタンドでは、羅漢果、菊花茶、王老吉や廿四味茶(二十四味茶)などの涼茶を売っています。こんなお茶スタンドは、香港や台湾でご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか?タイなのにチャイナタウンは、やっぱり中華圏ですよね。 龜苓膏(亀ゼリー)や羅漢果のジュースは、ペナンにいた時に涼茶舗で食したのがとても甘たるかったのです。効能はあるのでしょうが、常食したら逆に病気になりそうな気分になりました。 涼茶なら漢方みたいなのかな?一度飲んでみたいです。日本に帰る前に、もう一度買い出しにいくので、その時に寄ってみます。  

オーガニック藍?

オーガニック藍?

オーガニックな藍建て このウェブサイトに情報を少しずつ足したり、制作の上で変化していることも追加したり、、という作業を再開しています。思い切って構成を変えてみようかとも思ったり、、さて、春までに終わるのでしょうか?! さて、藍染めのページを書き足すに当たって、改めていろいろ読んだりネットで調べたりしていますが、「オーガニック藍」という言葉を度々見かけました。 無農薬で藍は栽培できます。虫にはそれほど食べられません。——「タデ食う虫も好きずき」というくらいで、タデ科タデの葉は辛く、蓼虫しか食べません。タデ科であっても、藍に辛味はないそうですが。 ですから、無農薬で育てた藍を使い、自然で無農薬の材料を使って藍建てして染めたものを「オーガニック藍」と呼んでいるのかな、という印象です。「灰汁建て天然発酵」という説明だと分かりにくいかもしれませんしね。 ふーーーん。 そんなことを思っていたら、果糖をつかって藍建てする方法を記した資料を見つけました。アフリカなどで伝統的に行われてきた方法のよう。藍の分子にくっついた酸素を、果糖が離す働きをするのだそう。 オーガニックがどうのというより、これは面白そうな実験です。果糖の抽出にちょっと手がかかりますが、長野に帰ったら小さな甕で試しにやってみたいです。 フィルム 年末に中国福建省でスライドフィルムを4本撮りました。が、バンコクにある、フィルムをいつも持ち込んでいたラボが、スライドの現像をやめてしまったので困っていました。 日本に持って帰るのも、空港のX線のこともあり面倒。なので、ここで現像してもらえるところを探し、思い切って持って行ったのが2週間ほど前。出来上がったので取りに行ってきました。 あぁ、やっぱりデジタルと比べて格段に美しい色です。 スライドフィルムを使うはもうやめようと思っていたのですが、これをみるとまた撮りたくなります(←簡単に決心の揺らぐ人)。たいした写真でなくても、「撮っておいてよかった」と思えます。

あと一ヶ月

あと一ヶ月

「偽物です」 中国で使った中国元の残りが結構ありました。両替するつもりで、いつもの両替商へ持って行きました。 タイバーツに替えてもらうつもりだったのですが、カウンターで何枚かつき返されて「これは偽物ですよ」と。 「どこが違うの?」と聞くと、UVライトを照らしてくれました。偽札と言われたものは、浮き上がってくるはずの数字が確かにありません。その数、全体の約8%。ほとんど中国の某大手銀行で両替したものなので、なおさら衝撃です。   そういえば、広州でタクシーの運転手さんにお金を渡したら、「これは偽札だよ」と言われたことがありました。その時は、他に持ち合わせがなかったので困っていたら、運転手さんが「しょうがないな、それよこしな」と受け取ってくれたのです。もうババ抜き状態なのでしょうか。 喉元過ぎれば熱さ忘れる・・・そんな調子で、私もそのことをすっかり忘れていました。   タイでは、知っていて偽バーツ札を使うと、15年の懲役とも聞きます。中国ではこれは日常茶飯事のようなので、お店などで受け取ってもらえないだけの事なのかも? 調べてみると、中国ではATMでも偽札がでてくることもよくあるようです(本当でしょうか?!)。知らないというのは怖いこと。8%で済んだのは、まだ良かったのかも。これから気をつけないといけませんね(UV線のついた懐中電灯を買おうと思います)。   カニ・カニ・カニ いつも行く市場へ、青いパパイヤを買いに寄ったついでに、魚介売りのお店をみてみると、珍しくカニが。ハサミを縛られ、氷の上に並べられていました。ここ最近カニを探していたところ。鼻息荒く、一キロ弱買ってきました。 先日、海老でパッポンカリーを作ったらとてもおいしかったので、今回はカニでプー・パッポン・カリーを作ることに(ソンブーンお得意様のYさん、貴重な情報をありがとうございました!)。 火が通りやすいようにカニは半分に切りましたが(←魚介類をさばくのは夫の役目)、お店で食べるのは丸ごと入っているようですね。カニをココナツオイルで炒め、ココナツミルクやスパイス、チリペーストを入れて煮た後、卵でとじます。 レシピのスパイスをみてみると、タイのカレーというよりも、インドのカレーの内容(フェネグリーク、クミン、ターメリック、コリアンダー、マスタード、生姜)に近いようです。インドの香りを取り入れた中華料理、という感じでしょうか。 タイのカレーのような辛さがなく、息子も大好きな味です(←普段はタイ料理を食べないので困ります)。 タイ滞在もあと一ヶ月となりました。長野へ帰る前に、イカや魚でも作ってみたいです。

藍染めの街 その2

藍染めの街 その2

続きです。 宿からでてすぐの通りには、市場がたっています。これも午前中限定の朝市でした。お昼頃になると、みんな蜘蛛の子を散らしたようにいなくなってしまうのです。 糸を紡ぎ、育てた藍で染め、村人みんなで織ったものを持ってきた女性もお店をだしていたのですが、お昼過ぎに通ったときには、もういなくなっていました。残念、、。 昼間暑くなるタイの気候では、このシステム(?)はとても合理的ですね。みんな、一仕事終え、家に帰って休んでいるのでしょうか。 そういえば、前回の滞在では、夜の7時半をすぎて外にでたらすでにシャッター街。食べるところを探すのに苦労しました。(この街では、夜になると妖怪でもでるのかも)。             今回の滞在もあっという間でした。 帰りの飛行機の窓から下をみたら、小さな街の周りに田畑が広がっています。今回知り合った藍の村の人たちは、ここから来ているのかな?あちらの村かな?と思いながら出発。無事にバンコクへ帰ってきました(帰りはジェット機でした!)。 次回はちょっと足を延ばして、藍染めの村へ行ってみるつもりです。

藍染の街 再訪問

藍染の街 再訪問

藍染の街に再び来ています。ちょうど一ヶ月ほど前に来た街です。 バンコクから飛行機で入ったのですが、なんと今回は小さなプロペラ機でした。そのプロペラ機、バスに大きな扇風機がくっついたかのような風体。きっとこの路線は乗客数が少ないのでしょう。機内に入ると、一列4席しかなく、内部もまるでバスのよう。一瞬不安になります。 そういえば、ボーディングゲートで待っている時、2歳にもならないような男の子が走り回っていて、いや〜な予感がしたのです。 案の定、飛行機にのるやいなや、その子が大声でギャンギャン泣き叫んでいました。そうだよね、怖いし、泣きたい気分だよねぇ、私も泣きたいよ〜、、と、かわいそうに思ったのですが、その後すぐ私は熟睡モードに入ったようで、まったく記憶がありません。 それにしても、こんな時、白い目で見たり、苦情を言ったりしないタイの人。お母さんたちにとっては、子育てしやすい環境でしょうねぇ。 着陸直前にもかなり揺れ、となりの席に窮屈そうに座っていた、キチッとスーツを着た大きな体のタイ人男性が、前の座席にしがみついているのを見てしまいました。彼も泣きたい気分だったのかもしれません。なにはともあれ、生身のまま着いてよかったです(前置き長いな)。 ちょうどバンコクも蒸していて雷雨の予報だったところ。到着前にここへも雷雨が来たらしく、空港のまわりは沼と化していました。街中は涼しくてまるで避暑地にきた気分。爽やかさに歌でも歌いたくなります。   一歩バンコクから離れると、やはり別世界です。木造のタイの家が立ち並び、路上にねこや犬がうろうろしていて、人ものんびり。みんな恥ずかしそうにニコッとするのがバンコクの人と違います。タイらしさのまだまだ残る地方都市、やっぱり居心地良しです。     早速でかけ、街をうろうろして、藍染めの手紡ぎ手織りストールをみていたら、おしゃれなタイ人カップルが。旦那さんが、買ったばかりらしいストールをしていたので、どこで買ったのか聞いてみました。ついでに立ち話。二人ともバンコクから来ているとのこと。奥さんがアーストーンで非常に控えめな色合いの織りのサロンスカートをはいていたので、そちらも聞いてみれば北タイで買ったとのこと。 タイにはまだ探せばあるんですね、そんなすてきな織りの布が。街の名前も聞いてきたので、ぜひ次回行ってみなければ。   布やマッドミー(イカット)のパーシン(サロンスカート)を買おうと思っていたのですが、今回はストールばかりになりました。昨日も今日も、紙袋をたくさんぶら下げて、遭難しそうになって宿にたどり着きました。 前回シンプルな藍のスカーフを扱っていた男装の麗人もいなかったし、カゴ売りのおばちゃんもいませんでしたが、織りの先生に話を聞いたり、家族で藍を栽培して織っている若い女の子に話を聞いたり、学ぶことも出会いもありました。 それにしても、このストールたちの柔らかさ。綿をふっくら紡いであるので、まるでカシミアのような手触りのものもあります。ひとつひとつ織りの具合もまちまちなので、直接見て選んでいただいたほうがいいかな、、。春と秋の展示に持っていきますね。   3/5追記:タイティーやラオスティーが赤いのは、キュアリングと呼ばれれる加工処理の後に、タマリンドの種を加えるためだそうです。タマリンドは、トムヤムクンに入っている酸味のある豆です。東南アジアでは藍染にも使われています。   遅めのお昼ご飯。オムレツを頼んだのですが通じなかったよう←でもそんなのどうでも気にしません。自分で作った空芯菜炒めよりも30倍おいしくてワナワナと感動。おじさんに「美味しかった!」と伝えると、ニコニコしながら「そうか!ところで、君はフィリピン人?」と返されました。   日が暮れると空気も冷たく、フェイクファーのジャケットを着ている若い女の子たちをお寺の周りで見かけました。フェイクファー、流行っているの?私もジャケットを持って来ればよかったと思いましたが、さすがにファーコートはね、、。タイの人の体感温度がまったく違うことをこんなとき思います。

炎天下の散歩

炎天下の散歩

気温35度前後の日が続いています。午後にプールに行くと、水がみごとに温水となっていて驚きます。 毎日泳いでいるのに、息子は白いまま。私はどこまでも焼けていく、、、。これって、不公平ですよね。このままでは、プールの監視員さん並みにこんがりとなりそう。焼けるのはシミが残るので避けたいのですが、タイの人のような鮮やかな色も着たくなります。コチニールやラックで濃く染めたピンク色も似合うかも。 観察していると、タイの人はなるべく歩かず、ローカルバスのほかに、ソンテウ(乗り合いバス)やバイクタクシーなどをうまく使って移動しています。これは暑い時に消耗しない知恵なのだとつくづく思います。炎天下をうろうろ歩いているのは私たちのような外国人だけ。ソンテウやバイクタクシーができる前は、みんなどうしていたんでしょうか?素朴な疑問です。   家のなかでじーっとしているのも不健康なので、今日は徘徊がてら、フランス人オーナーのベーカリーへ行ってきました。今住んでいるあたりには、フランス人住民が集まっているようで、パティスリーやそれらしきカフェも幾つかあります。   朝の7時から開いているという店内、パン焼きは終わっているようで、ガランとしていますが、ズッシリして重さのありそうなパンがガラスのケースに並んでいました。タイの人は、フカフカでないこんなパンは食べないだろうなぁと思いながら、バゲットとペイストリーを買って店を出ました(カフェも併設していますが寄らずに)。   うろうろの途中で、外国人用スーパーでおいしいバターと生ハムを(珍しく)買い、家でサラダを作ってお昼に。ちなみに、サラダのドレッシングを作るのに、ライムを絞っていて果汁を派手に飛ばし、五倍子染めのブラウスが壊滅状態になってしまいました(涙)。 湿気のあるタイでは、パンのクラスト(表皮)をパリッと保つのは不可能だと思うのですが、それをカバーして有り余るほどの香ばしさと密度。厚いクラストは噛みごたえがあります。 息子は、シマウマの肉を食いちぎる野獣のような形相をして食べていました。ポールのバゲットよりも、私はここのパンの方が好みだなぁ、、。 その土地でできたものが一番おいしいともわかっています。タイやベトナム料理も大好きです。でも、たまにはこんな食事もいいですね。   バンコクには、ポールもメゾンカイザーもあるし、もちろん西洋人向けスーパーも日本人用スーパーもあります。外国人向けのカフェも、ここ10年で竹の子のように増えました。デパ地下のような食品売り場では、ここがいわゆる発展途上の国であるということも時折忘れてしまいます。 タイの地方では、英語さえ通じないところもあるのに。都市部と地方の格差が非常に大きいのに驚きます。バンコクはタイの中でも異世界なのですね(だからこそ、外国人が住むには便利ですけれどね)。

チャイナタウンにて

チャイナタウンにて

おとつい、バスルームでひとり静かにしていた息子、何をしているかと覗いてみると、なんとおへそを歯ブラシで磨いて(?)いました。私に見つかる瞬間に、歯を磨いているフリに切り替えたもの、全てお見通しです。 翌日、おへそが真っ赤になって、「お腹が痛い」と言いだしたので、夫と二人で「なんとアホな奴、、」と呆れかえっていました。 今朝、近くの薬局へ行って抗生物質入りの軟膏を買いました。薬剤師さんに説明するのに、息子のおヘソを見せ、歯ブラシで歯とおヘソを磨くジェスチャーをすると、みんなで大爆笑。そりゃそうですよね、、。 抗生剤も飲ませ始めて、様子見です。あぁ、大事になりませんように。 ・・・・・ 今日は、バンコク滞在中のきょうこさんとチャイナタウンへ。 バンコクの楽しみかたは人それぞれだと思いますが、私にとっては、チャイナタウンとリトルインディアが一番です。何度も足を運んだオールドバンコク周辺は、どんどん変わっていくし、、、。他には、行きたいところもあまりありません。なので、チャイナタウンと聞けば、自然にテンションも上がります。 さて、そのチャイナタウンには、いろいろな問屋が集まっています。息子はおもちゃの問屋街へまっしぐら。キッチン用品の問屋では、きょうこさんは目当てのホーロー用品などを買い、私も探していた道具を見つけて満足です。いつも私が貝ボタンを買う店もこの近く。     隣のリトルインディアにて、テージパッタ(インドのベイリーフ)やら新たな食材をみつけて夫も嬉しそう。テージパッタは、この時とばかり1年分(それ以上ありそう)買い込んでいました。 お昼はいつものインド料理店で。インテリアにベクトルが行っていないところが好きです。その代わりに食事からスウィーツまで、なんでもとてもおいしい。     お昼のあとはチャイナタウンへ戻り、揚げた豚の皮を探して乾物街をウロウロ。魚の浮き袋はいろいろ種類があったけど、きょうこさん目当ての大きさの豚の皮はありませんでした(揚げた豚の皮は、パパイヤのサラダの付け合わせになどにします)。 そういえば、去年末の広州で、揚げた魚の浮き袋が入ったスープを食べたのです。これがとてもおいしかったのを思い出しました。バンコクにいる間に、浮き袋を買って自分でも作ってみなければ。 カリカリに揚げた豚のバラ肉や塩漬け魚も並んでいて、カイラン(中国ケール)と炒めたらおいしいだろうなぁ、、と妄想しながら歩くが最高に楽しい通りなのでした。           最近出かけたといえば、近所のヒンズー教のお寺まで散歩に行って、帰りに南インド料理を食べたくらい。ブログに書く出来事に困るほどの地味さ。なので、今日のチャイナタウンほっつき歩きは、ここ一番のハイライトなのでした。 中国本土も最近は近代的なお店が増えていて、街もどんどん変化を続けています。それとは逆に、このチャイナタウンは、昔懐かしい中国っぽさが残っているように思います。それを見るのも楽しくて、何度来ても飽きません。 次回は厚いまな板とボタンを買いに行きます。

藍染めの街

藍染めの街

バンコクへ帰りがてら、藍染めの街を通ってきました。 下調べしておいた、藍染めや織りをしている郊外の村へ行ってみたかったのですが、車をチャーターできるかホテルで聞いてみても、手応えのないフニャフニャの答えに出鼻をくじかれます。 時間もないし、(旅行も終盤で疲れていたし)、それなら布だけでも少し手に入らないか、、、と思い、クラフトを扱っているOTOP(一村一製品運動)のショールームへ行ってみるも、中は夜逃げでもしたかのようにがらんどう。 が、たまたまその隣にあった商工会議所のお姉さんに思い切って聞いてみると、なんと日本語のできる友達に電話をかけてくれたのです。聞けば、藍染めのお店が並ぶ通りがあるというではありませんか。タイ語ができなくても、あたって砕けてみるものですねぇ。                 体調不良で始まり、実りのないかに見えた今回の旅も、藍染め布やストールを手に入れることができ、よいシメとなりました。次回は買う気でスーツケースを持って出直します。