Boket Japanの峰雪さんとお友達に、サイゴンから150km離れた田舎へ連れて行っていただきました。目的は、カシューナッツ農園の見学。ビンフォック(平福)は、北をカンボジア国境に接する省。農業エリアで、カシューナッツ、胡椒、ゴムの木が主な生産品です。

赤い土が広がる田舎の風景は、なんだかラオスに似ています。まずはカシューナッツ農園へ。

黄色いリンゴのような実がカシューアップルと呼ばれ、下に大きなソラマメのような形の種がついています。この種の中身がカシューナッツ。

この落ちたものを収穫するのだそうですが、ちょうど今がその時期だったそう。カシューアップルがたくさん地面に落ちていました。息子は一心不乱に種をとって集めていました。ちょうどこのシーズンにこられたのは幸運。

が、残念なことに、カシュー農園とこの後のポメロ農園(大きなグレープフルーツのような果物)で撮った写真80枚ほどを、カメラをいじっていた息子に消されてしまいました。お茶の木も撮ったのに。ガーーーン!!というわけで、パッとした写真がありません。

教訓:子供にカメラを触らせないこと!

拾ったカシューの種。中にカシューナッツとして食べる部分が入っています。

上は胡椒農園の入り口。一年中ブーゲンビリアが咲いているんだろうなぁ。

峰雪さんのお友達の家にて。こちらは庭にホワイトサポテという果物の木や柑橘類の木が植えてあり、たくさんの鶏が放してありました。

上は、ホワイトサポテを割ったところ。

種類としてはカキノキ科だそうで、中身の様子は柿に似てますが、味はフルーティーなカスタードのよう。初めて食べました!これはマンゴーと並ぶおいしさだと思うのですが、日持ちしなさそうだから流通していないのかなぁ。食べ終わった皮を庭に投げると、鶏が争って集まりました。

(こちらはホワイトサポテですが、ブラックサポテというものも中南米にあり、チョコレートプリンフルーツと呼ばれているそうです。こちらもおいしそう!)

カシューナッツはウルシ科ですからおそらくタンニンが多く、ホワイトサポテもカキノキ科(タイ黒檀の親戚)。どちらも染め材料として使えるかもしれませんね。

鮮やかでおいしいベトナム南部の果物。たくさんの太陽を浴びて育っているんですね。こんな光景を見ると、おいしい訳に納得してしまいます。

ビンフォックへの旅、続きます。