農園訪問のあとは、地元のお友達のお家へ連れて行っていただきました。

カインチュア(酸味のある魚のスープ)、うなぎのレバーと血の蒸し物(プディング)、ヤギ肉、川エビの春巻きなどなど、他にも名前もよくわからないけれど豪勢なご馳走がテーブルに並びます。

食べ方がわからずボンヤリしていると、まわりのおじさん(おそらく私より若い)たちが、春巻きを巻いてくれたり、せっせと料理を取り分けてくれたので、椀がカラになることがありませんでした(おいしくてつい食べ過ぎました)。

それにしてもタレやハーブの使い方、違った食感のものを組み合わせるのが上手。さすがベトナム料理です。

集まったみなさんは、親戚一同かと思ったらどうもお友達同士のよう。何度も乾杯してとても楽しそうでした!

このあとは、カシュー工場の見学へ。

栽培農家がカシューナッツの入った大きな袋をバイクの後ろにのせてここへもちこみ、このスケールで計ってもらっていました。(訪れたみんなで代わる代わる体重測定していたのもおもしろかったです)。

太陽で乾燥させたあと(一番上の画像)、薪でローストして割るようです。生のままの実は有害なので、熱を入れないとならないそうです。ここでは手作業で加工が進められていました。

カシューナッツはお土産やさんはもちろんローカルスーパーでも高価なのですが、これをみていると手がかかることがよくわかりました。

加工を待つカシューナッツ。こんなに大量のカシューナッツを一度に見たのも初めて!

燻されたとてもいい色のざる。近くにはカシューナッツの殻が山積みになっていたのですが、あれも染め材料になりそうだなぁ・・。もらってくればよかった。

工場見学のあとは、川辺で団欒。ココナツジュースをいただきました。昼間は暑いので、こうして川辺で夕涼みするんですね。気持ちのよい風が吹いていました。

帰途に着く前のミー・クワン(中部クアンガイ名物 黄色い平麺)。右上のおせんべいを割って入れて食べるとおいしいよ、とのこと。大きなエビや、ほろほろになるまで煮た骨つき肉なども入っていました。お昼ご飯でまだお腹いっぱい・・と思ったけど、あまりのおいしさにつるっと平らげてしまいました。

朝5時半に家を出て、帰ってきたのは夜11時ごろ。運転してくださったミンさん、さぞ疲れたのではないでしょうか?すっかり峰雪さんのお相伴にあずかってしまいましたが、自分たちだけではとてもこんな盛りだくさんの旅はできなかったでしょう。峰雪さんはじめベトナムのお友達に感謝です!

時間を惜しんで友達との友好を深めるベトナムの人、面倒見のよい皆さんに囲まれ、カシューナッツの見学というよりも、ベトナム社会見学のようであった一日でした。