去年の冬に日本を出る前、藍甕に灰汁を多めに足して、発酵を止めてから出発しました。
先日その藍甕をみてみると、液はグリーンのまま。外の気温はまだまだ低いけれど、かき混ぜてみると、藍色の泡もしっかりたって、翌日まで消えません。ヒーターで温めれば、もしかしてこのまま染められるかも。やっほー!
琉球藍やインド藍、自家製の泥藍が混ざっているためか、意外な働きをしてくれます。この藍甕、とても不思議。
バンコク滞在中、一週間に2〜3回は着ていた、カディコットンの藍染ブラウス。デニムのようにあたりがでて、柔らかくいい感じに育ちました。
薄くて軽いくせに、密度が高いせいか、なかなか色が入らなくて、染める時はとても大変でした。でも、その甲斐あってか、頻繁に着ていても、これは色変わりも少なく、一番安定しています。さすが藍。
ただ、ジリジリ日差しによる日焼けかバックパックの摩擦か、肩の辺りだけ色が薄くなったのです。でも、それは表側だけ。
なので、最後の2週間は、裏返して、タグを切って着ていました。縫い代を折り伏せ縫いしてあるので、こんな荒技もできますね(よく、気がつかずに裏のまま着ていたりします)。こんなことも考えて、タグ無しで作ってもいいかなぁ、、なんて思ったり。
五倍子のカディブラウスの方は、ご飯を作る時、何度もライム汁を飛ばして、水玉もようみたいになってしまいました(この時の)。藍と柿渋以外は、こんな時やはり弱いですね。
庭の青菜の花芽がどんどんでてきています。柔らかいところをポキポキ折って来て、茹でてそのまま食べたり、夫がオリーブオイルにニンニクと一緒に炒めたり、、、といっても、炒めるというより、オリーブオイルの中で「煮る」という感じ。
この時期のものは、ちょっと苦味があって、それがまたおいしいですよね。
新鮮で、季節が感じられる食べ物というのは、一番のごちそうです。