早朝、父の雪かきの音で目が覚めました。予報以上の吹雪。いよいよこの季節がやってきました。 雪かきを手伝い、吹雪のなか犬の散歩をして1日が始まりました。朝から動いておくと、体が温まってちょうど良いのです。 … 午後には東京へ来ました。クリスマスの日には息子の試験があるのです。高校の単位取得のための認定試験。これを落としたら大変です(留年。。)。 いつもは軽井沢を通って新幹線で東京入りしますが、今回は松本を経由してきました。 北の信州を脱出したところで、もう雪がありません。途中の山梨では、野山の草がまだ青々していて衝撃でした。 東京も秋のような気候です。これならセーター要りませんね。 … 長野の自宅には、夫と冷凍鴨を残してきました。解凍は時間がかかるので、このようにするのだそう。鴨が溺れているみたいです。 私たちが帰宅したら、夫がローストしてくれるそうです。

光の中
「今年こそはフィルムカメラでりんごの写真を撮ろう」と思いつつ、あっという間に冬に突入。りんご園では収穫も終わり、さみしい風景になっています(写真はデジカメでしばらく前に撮ったもの)。 急に気温も下がり、アトリエでのパターン作業も冷たくなってきました。そろそろ自宅へ民族大移動する時期です。 話は変わりますが・・・ この日のブログに登場してくれた友人が、今年の夏に急病で亡くなりました。 イギリスへの一時帰国中で、しかもあまりにも急なこと。最後に一目会うこともかないませんでした。 彼は夫の三十数年来の親友。私も寂しいけれど、夫は言い尽くせないほどの悲しみの中だと思います。 木版プリントをほどこした布で服をつくろう!と、話題にはよくあがっていながら、私の力不足で実現できないまま・・(ラルフ、ごめん!)。 人間、生きていればそれだけ悲しい別れの数も増えていきますね。それは誰にでも起きることです。 自分にできることは、今という時間を一緒に生きている家族や友達、つながりのある方を大切にすることではないかとぼんやり考えています。 コロナ渦で会えずにいた人たちとも会おう(いつ自分がどうなるかもわかりませんから・・)。 … 散歩の途中で、サンタさんを見かけました(マネキンです)。 ブロッコリー泥棒に見えました(笑)。 プレゼントの袋に入れて持って帰るのかな・・?

冬の準備
書きたいことはたくさん思いつくのですが、なかなか時間がとれないままでいます。この調子で今年も終わってしまいそうな予感がします・・。 … 今年は、息子のクライミングのトレーニングにつきあいすぎました。 運転してジムへ連れて行けば、それで私の1日がつぶれてしまうことも度々。時間にしたら、一年のうちの二ヶ月ぶんの時間を費やした気分です。 新しい形のアイデアがあっても、なかなかまとまった時間がとれませんでした。まぁ、息子につきあっていたのは、息子の要請でもなんでもなく、私の好きでやっていたことなのですが・・。 考えてみれば、息子もあと2年で成人するのです。私も考えて、本人に任せることに決めました。いつまでも親がでしゃばっていては、子供も自分のことができるようになりませんから・・。 ちょうどこの1ヶ月間、息子の咳が続いてトレーニングを休んでいたのです。その間、これまでを振り返るよい機会となりました。 来年は新しいものを見ていただけるように、いまは準備を進めているところです。東京での展示も復活しますよ!! … お天気を見て、最後の藍染めをしました。 そのあとは、洗って干して、今年は染めももうおしまい。 もうしばらくすれば、水が凍り始めます。 旧・藍甕(笑)で蓮を育てて2年。 めだかがボウフラ退治に今年も活躍してくれました。このまま藍甕の中に放っておけば凍ってしまいます。 息子に頼んで、60センチ深さの穴を掘ってもらいました。プラスチックの樽を丸ごといけて、めだかを移住させました(陶器は凍ると割れるので)。 土の表面は凍りますが、地中から汲み上げる井戸水はあたたかく感じます。なんとか底のほうで生き残ってくれるといいな。 家の周りを片付け、日除けをしまい、窓をふさいで、水道のヒーターもチェック。冬を迎える準備も進んでいます。

どうもありがとうございました
秋のオンラインストアが11/4に閉店いたしました。 たくさんのみなさまにご覧、そしてご注文をいただきました。どうもありがとうございました。 今回は、ラストスパートにおどろきました・・みなさま、よくよく悩んで選んでくださったということがわかりました。 夏とは違って、秋らしい色を選んでくださった方が多かったのも印象的でした。みなさまのお手元でお役に立ちますように! … コロナの前に最後の展示会を開いてから、もう3年も経ってしまいました。 今年はそろそろ展示会ができるかな・・?と思っていたのですが、結局はすべてオンラインでさせていただきました。 来年こそは、感染対策をしながら、東京の展示会を復活できたらいいなと考えています(希望です)。 なかなかお会いできない遠方のみなさまも、気にかけてくださっているのがとてもありがたいです。もちろんオンラインも続けますね! … 話はガラリと変わりますが・・・ 11年前、夫の実家(アメリカのフィラデルフィア)へ行った時に、近所にあった大きなシルバー・メープルの木の種を拾ってきました。 植えると芽がでてそれがすくすくと育ち、ここ何年かで突然急に大きくなったのです。10mは軽く超えていました。 そこで出てきたのは、地下にある水道管が痛むのでは?という心配。まさかこんなに大きくなるとは・・・。 今年はその木を思い切って切ることにしたのです。 先週末はその作業をしていました。 父と足場を組み、夫や息子も借り出しての作業です。枝を下から少しずつ切り、それを片付けてから、幹を切っていきました。 シルバー・メープルはとても硬い木で、先住民(アメリカインディアン)がカヌーの材料にしたそうです。チェーンソーなしではとても切れなかったでしょう。 (アメリカインディアンは、樹液を咳の薬にしたという(薬用メープルシロップですね)にしたとも読み、いつかメープルシロップを作る日を楽しみにしていました)。 花が咲いたら種を採ろうと思っていたのですが、なかなかできませんでした。最近になってようやく花芽がついたのです。咲くのは来年の春。残念ながら間に合いませんでした。 義母がホームへ引っ越したので、夫の実家もなくなりました。シルバーメープルの生えていたあの場所へ行くことももうないでしょう。 家の敷地に大きくなるものを植えてはいけないという勉強になりました。

フェンネル
ようやく自分の時間が少しできたので、米粉のパンを焼いてみました。外側がカリカリになるように焼くレシピです。小麦の香ばしさはないけれど、その外側のカリカリと中のもちもちがなかなかおいしいパンになりました。 思い出して、安曇野のエイコーンさんに以前いただいた、グリーンゲージプラム(すもも)とフェンネルポラン(花粉)のジャムの封を開けてみました。小麦を食べられなくなってしまい、いただいたまま寝かせてあったものです。 初めて焼いた米粉パンにバターを薄く塗って、プラムとフェンネルポランのジャムを乗せて食べてみました。これはおいしい。フェンネルの茎と同じ、爽やかな香りです。花粉だけでこんなに強いフェンネルの香りがでるものなのだと感動しました。食べるものにはこだわる夫も、しっかりとフェンネルの香りがすることに驚いていたようです。 この春に、母が庭に植えたフェンネルが、私の背丈より大きくなっています。 これはバルブ(茎)が太る(食べられる)種類ではないので、葉っぱを使うのでしょうが、こんなに立派なのに誰も使わないままです。ちょうど今、花も満開です。アゲハの小さな幼虫もたくさんついています。 花に袋をかぶせて振ってみると、花粉がぽろぽろと落ちてきました。一本の株から、これだけの花粉がとれました。指で少しつぶしてみると、強いフェンネルの香りがします。これがジャムにはいっていたのかぁ。 使い道はあとで考えることにして、とりあえず冷凍です(薬効もあるそうですよ〜)。 一足遅れでつくった白梅漬け(春からバッタバタで時間がなかったのです・・)。 オンラインストアが終わってやっと落ち着いたので、カンカン照りの日に4日干しました。干しすぎてしまったのか、瓶詰めにしてからあまり梅酢が出てきません。しょっぱいかなーー。 最近は、お昼前に出かける時はおにぎりを握り、すず竹のお弁当籠に詰めて持っていきます。来年はこの梅も入れられそうです。楽しみです。

ストアの準備&おやつのこと
息子を学校へ送ってから、オンラインストアの作業をしているのですが、さっそく問題が発生しました。ストアにアップした画像が、全部上下逆さまに・・・ぎゃーーー! ショッピングカートの運営会社へ連絡して調査してもらった結果、他でも同じような現象が起きていることがわかりました。 今、原因を探ってもらっていますが、ストアオープンに間に合うのでしょうか・・・? そして、先ほどはストアオープンのお知らせニュースレターを配信したところです。今回は文字の間違いはないように気をつけたのですが、なんと画像をつけるのを忘れてしまいました・・・すみません。 … ここのところ、小麦製品や乳製品、豆類を食べるとお腹が痛くなることがわかりました。西洋のケーキやデザート系は全部食べられません。 そこで、和菓子に注目。最近は、お団子や米粉のパウンドケーキを作ったりしています。 こちらは先日図書館で借りてきた本。 いまでも、このように歴史や風土を受け継いだお菓子が各地でつくられていることはすばらしい。取り寄せや一般の小売店で全国のたべものが手に入るようになり、季節感も地域性もあまり感じられない時代になりました。 でも、旬の時期に手作りのものをいただくのは特別おいしいですね。餅米と砂糖、小豆という基本的な材料から、地域によってこんなにバリエーション豊かなおやつができるなんて!読み物としても非常に良い本だと思います。全部作ってみたくなります!(小豆は食べられないのですが・・) 私のお気に入りは、ニッキ(肉桂)の葉や朴葉で包んだもの(食べたことないけど)。柏の葉っぱはお馴染みですが、ニッキで包んだものがあるなんて。 タイやベトナムでも、パンダンの葉っぱ(甘い香りがします)や蓮の葉でつつんだ食べ物ものがあります。 葉っぱで包むのは、日持ちさせるためや、香りつけ(これは後からついてきたものかもしれませんね)という目的がありますが、その場所で手に入りやすいものを使い、独自のおやつの姿に進化したところに、人の知恵を感じます。

藍染
ゴールデンウィークには、大工仕事や家の修理をしていました。 染め場にはよしずや寒冷紗などをかけて、夏仕様にしました。日差しが強くなってきて、染め作業も汗だくになる日もあります。これで快適に(暗いけれど)作業できるようになりました。スズメバチの罠も仕掛けたし(藍染の香りが好きらしく、作業中にブンブンされてます)、これで初夏の準備完了です。 やることがなくなったと同時にゴールデンウィークも終了。今週から染め作業も再開。初夏のローブのノリ抜きをして、藍で染めています。薄物なので、長い丈もつらくありません。 これは二回染めたところ。太陽の色が変わってきて、バックの緑に藍の色が映えますね。

オンラインストア はじまりました
今日4月6日21:00から、春のオンラインストアがオープンしました(今日のブログは予約投稿です・・なので時間ぴったりのはず、ふふ)。 4月13日まで開けていますので、ゆっくりご覧くださいね。 薄手のものから、ダブルガーゼ地や中厚手のリネンのものもあります。お天気がコロコロ変わる春ですから、その日に合わせて着ていただけそうですね。 みなさまのお気に入りを見つけていただければ幸いです。 … オンラインストアの準備をだいたい済ませ、昨日は急きょ白馬方面へ行ってきました。 今月下旬に息子の参加するクライミングの県大会があります。その会場の下見です。 息子の友達のお母さんが誘ってくださったのです(じつは私、方向音痴。自分たちだけで行っていたら遭難していたかもしれません・・・?) 白馬についてびっくり。家から1時間弱のドライブで着く場所が、こんなにまだ雪深いとは。地面からにょっきり生えたような山が連なり、それが真っ白に光っていました。 会場は白馬の奥の小谷村というところにあります。こちらは、スイスかオーストリアかという雰囲気(行ったことないけれど)。 この景色は会場のすぐ外。ベンチに座り、山を眺めながらのお昼ごはんにしました。夫がパンを焼いてくれたのを丸ごと持って行ったので、その場でスライスして、ピクルス、生ハム、チーズをはさんでサンドイッチにしました。 サンドイッチはおいしかったけれど、雪の上を通って吹いてくる風がとても冷たく、ブルブル震えながら食べました・・アホすぎる。 会場の下見もし、思う存分クライミングもして子供たちも大満足(私は少ししか登らなかったのに、みごとに筋肉痛です)。

雪の週末
夏のブラウスのパターンを作っている真っ最中なのですが、寒くてなんだかイメージが湧きません(サンプルを三つも作り直したのはそのせいではありませんが・・・)。 … アトリエの前に、大きなどんぐりの木がありました。 自分でどんぐりを植えたものですが、アトリエの屋根の倍くらい(8メートルくらい)に育ちました。ここ何年かは、そのどんくりの木を伝って、アトリエの中にアリが入ってきて困っていました。 どんぐりにはかわいそうでしたが、思い切って切ることにしたのです。 アトリエの屋根にのってチェーンソーでまず枝を落とし、幹に縄をかけて息子に引っ張っていてもらいながら、刻みを入れて倒しました。 しかし、生木ってすごい重量があるのですね。幹が歩道の上に倒れたのですが、そのコンクリートが見事にボキボキと割れました(敷地内の歩道です)。 この幹は、乾かして実家の薪ストーブの燃料になります。 … 週末は息子とご飯をつくります。料理もそろそろ覚えないと将来困りますし・・・。 (先日インスタにも書いたのですが)息子の背中が大き過ぎて、フライパンの中身をチェックしたくても見えません。飛んだり跳ねたりして中をチェックしているマヌケな私を想像してくださいませ・・・笑。

ローブのサンプル完成
雪が降ってもすぐにとけるようになりました。まだまだ寒いけれど(今朝も−7℃)、少しずつ春に近づいていますね。 … 先日の拡大パターンから、2着サンプルが出来上がりました。これを藍で染める日が待ち遠しいです。(まだまだ藍がめ凍っていますが・・)。 人台を相手に立体でパターンを作るのが楽しくて、まだまだこの作業も終わりそうにありません。井戸水が使えるようになるまで待つ間、秋の分までデザインしてしまいたいです。