今年は松本で展示ができないかも、、と思っていたのですが、9月の2日〜4日まで中町のグレインノートをおかりできることになりました。サイトウ・キネンフェスティバルの終盤にあたるようです(サイトウキネンは、名称が「Seiji Ozawa Matsumoto Festival, OMF」に変更になったようですね)。街も賑やかでしょう。グレインノート展の日程は展示予定に書き加えます。

芽吹き - 1

 

りんご畑 - 1

昨日も今日も朝は雪。ここ最近は一日中気温が低めで、たくさん水を使う藍染は寒くてできません。こんな時は染料の煮出しを沢山しておきます。ピリッと冷たい空気も爽快ですが、早く暖かくなってくれないと困ります。

下はバンコクのチャイナタウンで買ってきた五倍子。下染めにつかうミロバランと合わせ、よくつかう染料です。これは手でつぶしたり、ハンマーで砕いてから煮出しているのですが、夫が同じくチャイナタウンで買ってきた石臼(先日のブログにものせました「クロック」)でゴンゴンやれば簡単に潰れそう。クロックは料理用なので、兼用させてはくれません。自分用の特大クロックも買ってくればよかった。

五倍子
五倍子

 

寒いついでに、読めなかった本を取り出してきました。一番上の青い本には、北タイ(プレー、ナーン、チェンマイなど)の藍の建て方の章があり、その材料には、「泥藍、石灰、バナナの幹の溶解液、タマリンド溶液(注:トムヤムクンの酸味づけにつかわれる豆科の植物です)、もち米を洗ったあとの水」とあります。とてもタイらしいですよね。

「バナナの幹の溶液」とはバナナの幹を燃やした灰で作った灰汁だと思います。材料の分量はどれもざっくり。phは日本でやるのと同じなので(ph11)、あとは自分で微調整しなさい、とのことなのでしょう。泥藍は割合と簡単に建つので、それでいいのかもしれません。

Indigo in Asia edited by Kapila Vatsyanan
“Indigo in Asia” edited by Kapila Vatsyayan

 

ライラック - 1

染め重ねたライラック系。洗って少しずつ仕上げています。