この週末、友達のKちゃんから手作りのリコッタチーズが届きました。

Kちゃんは牛を飼っていて、冬場には趣味でチーズを作っているのです。

送ってくれたリコッタの重さを量ってみたら、1キロ弱もありました。これだけのチーズを作るのに、いったいどれだけ牛乳を使うのでしょう?(ざっくり調べてみたら、「100gのチーズをつくるのに、およそ10~14倍の牛乳が使われる」とありました。当たり前ですが、ハードチーズほどたくさん使うでしょうね)。Kちゃん、Kちゃんの牛たち、どうもありがとう!

せっかくのリコッタだからと、ニョッキを作ってくれました。ニョッキというのは、歯応えがあるものだと思っていましたが、リコッタのニョッキはふわふわ。とても軽くてたくさん食べてしまいそうです。

棒状に伸ばして、トントンと切っていきます
セモリナをたくさん振っておかないと、くっつきます
送ってもらったリコッタ

この週末は、打ち合わせブラウスをカディで縫っていました(一番上の写真)。リコッタチーズ色のカディです!

チャイナ風で一見簡素ですが、打ち合わせがちょっと変わっています。とても好きなデザイン。

出来上がったものを自分で着てみたら、まるでシェフのようです(染めていないから白いし・・)。一度洗ってみたところ、カディらしいぽこぽこした風合いが表面にでてきて、染めるのがもったいなく思えます。ひとまずこれは保留です。ああ、試作3つつくったのに、この決断はつらい・・・。

そういえば、時々お世話になっているクライミング用品のお店からお知らせがきました。コロナウィルスの影響で、世界的にメーカーも生産が遅れていたり、コスト(石油や人件費ですね、きっと)が上がってきているとのこと。希望の量だけ仕入れもできないものもあるそうで・・。

衣類や道具に限らず、今はどこも同じような話を聞きます。私も例外ではなく、カディやリネンのお値段や、制作の費用が上がっていくこと、思うように作れないことに怖さを感じています。

今こそ、たくさん作ってたくさん売るのではなく、少しずつ大事に作って、使い手のみなさまのお手元へ大事にお届けすることの大切さを考えています。