グレインノート展 終了しました

グレインノート展 終了しました

雨続きだったのが嘘のようないいお天気に恵まれ、4日間のグレインノートでの展示を終えることができました。おいでくださった皆さま、あたたかい応援メールをくださったみなさま、そしてグレインノートの指田さんにも大変お世話になりました。どうもありがとうございました! This weekend saw the end of my first Autumn 2015 show, held in Matsumoto, Japan, at my usual venue there, Grain Note. It was good to see many regular clients and to make new acquaintances as well. Now, on to Tokyo, where I will be showing at Hako+ from September 25 for three days. After that, my online shop will open from October 5th. グレインノートでの展示も6年目になりました。 毎回お会いしているみなさまとは、服のことはさておき、お仕事やお子さんのこと、ものを作っている方々とは製作の悩み(?)など、お話するのがいつも楽しみです。 グレインノートでの展示を始めた頃には、歩きはじめたばかりだったという坊やが今はもう小学校の低学年に成長していたり、中高生だったはずのお子さん達がもう大学生や社会人に、、、と聞くと、年月の経過の早さを改めて感じます。 これまで、オンラインストアでお買い下さっていて、今回は遠くからこの展示会においでいただいたお客様方もいらして、とてもありがたく思いました。メールでのやりとりやパソコン画面をご覧になって決めるというのはとても便利なのですが、こうして実際お会いして選んでいただくのもいいものですね。   白く美しい作品の印象的な陶芸家の岡澤悦子さんには、これからのヒントや励ましをたくさんいただきました。展示会を挟み今もとてもお忙しいはずの岡澤さん、日々の暮らしの中で毎日使える作品と同じく、飾らない温かなお人柄でいらっしゃいます。12月にはオープンアトリエを開かれるそうです。わたしも馳せ参じたい! いつもお世話になっている、愛知県蒲郡市のツバメ舎さんには、藍やぶどう色のものを中心にお送りさせていただきました。丁寧に作られたものだけでなくアンティークも取り扱っていて、センス抜群の店主サエコさん。ツバメ舎さんに頂いた松本さんのアクセサリーはわたしの大のお気に入りです。愛知に行ったらまず伺いたいお店です。   信州もあっという間に秋めいてきました。朝晩はもう肌寒くなり、琉球藍の力が弱まってきているのがわかります。シルバーウィークももうすぐですが、この間も休み返上で染め続けます(ちょっと焦っています)。         さて、グレインノート展の後は、代々木上原のhako+(hakoギャラリー二階)にて、25日より3日間の展示を開きます。続いて、秋のオンラインストアのオープンは、10月5日を予定しています。

製作 進んでいます

製作 進んでいます

藍染め その後 秋の展示DMに「ランタンスリーブのコート」とありますが、ランタンスリーブとはなんぞや?とお思いになった方のために、下の画像、手前の二枚がそのコートです。イタリアのリニフィッチオ社の厚めのリネンで作りました。着丈を少し短めにしたので、パンツにも合いそうです。 雨のおかげで井戸水の心配もなくなったので、せっせと藍染めをしています。藍のバクテリアが疲れてしまうので、1日に染められる量も限られていますが、涼しくなり始めたこの頃も、相変わらず頑張って働いてくれています。     秋のたのしみ 真夏でもせっせとパンやバナナブレッドを焼いている夫ですが、台所が熱くなるので夏にオーブンを使うのを私は避けていました。ようやく最近は、紅茶と一緒にいただくお菓子を焼く気分が戻ってきました。四季があるというのは、毎日の生活にメリハリがあっていいですねぇ!     ブログのタイトルには関係ないのですが、小学校の新学期が始まったところで息子に「そういえば、防災頭巾ってないの?」と聞くと、「ない」との答え。私の小学校時代には、防災頭巾が座布団兼用でした。防災頭巾どころか座布団もなければ、木の椅子にじかに座るのは真冬なんて寒いんじゃないかな?と思うのですが。 私は小学校を数回転校したのですが、防災頭巾というのはどこの学校へ行ってもあったような覚えがあります。9月1日にはこれを被り、机の下に隠れて防災訓練をしました。冬は座布団として使えば暖かいし、地震の時には被って身を守ることができるし、一石二鳥だと思うのですが、どうして廃止されたのでしょうね?なんとなく謎です。  

製作の続き

製作の続き

藍染め ようやくまとまった雨が降るようになり、ホッとしています。 庭もカラカラでしたが、井戸の水がなくなってしまわないか心配だったのです。天然発酵の藍染めは、バクテリアが死んでしまわないよう、塩素の入っていない井戸水を使って洗いをかけます。これから本格的に藍染めに取り掛かることができます。     灰汁で建てた天然発酵の琉球藍も、相変わらず元気です。もうお盆過ぎはどんどん寒くなってくるので、元気なうちに染め上げないと。 ちなみに、私の着ている作業着は、リネンガーゼのチュニックを徳島すくも藍の天然発酵建てで染めたもの。何年か前に藍染めをしていて腱鞘炎になりましたが、その時に苦労して染めたものです。この夏は、洗って干して、、、を一ヶ月半も繰り返したのですが、色がまったく変わりません(しかも海へ・・ではなく、使ってはいけないアルカリウォッシュで!)。さすが天然発酵の藍。 化学建ての天然インド藍などを使ったこともありましたが、このような色の持ちはありません。ゆっくり、じっくり、時間をかけて染めたものは、それだけ長持ちするということなのですね。   着やすいパターン 友達の大谷直子さんに、来年用のパンツのパターンを作っていただきました。リネンキャンバスか藍染めの布で作りたいと思います。 大谷さんとは99年頃に松本で知り合いました。大谷さんがいなければ、今でも私が服を作っていることはなかったかもしれません。安曇野でオーダー服を仕立てたり先生をなさったりとご活躍の大谷さんですが、かつてはKENZOさん関係のパターンのお仕事をしていらしたのです。パターンでわからないことがあると、泣きついている私。よく考えられた大谷さんのパターンはとても着やすいのです。 ちなみに、民族衣装的な要素を取り入れていたかつてのKENZOさんも、民族衣装をそのまま持ってくるのではなく、パターンは現代的に変えていたというのですから、納得。 たしかに、直線裁ちの服は着崩れしやすいですよね。夫がビルマでロンギー(またはロンジー、サロンスカート)を履いている男の人に「着心地はどう?」と聞いたところ、「一日になんども着崩れを直しているんだ」という答えが返ってきた、というのを思い出します。     来年用の王子様ブラウスの生地をどうしようか考え中です。うかうかしている間に、来月はもうグレインノート展とhako+展。こんな調子であっという間に秋に突入しそうです。  

blog_15th July

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毎年4月と5月は、外に出るのによい季節とはいえ、私がいつも自宅で一生懸命染め作業をしているので、夫も息子もどこへも行ずに、家周辺で過ごしています。そういえば、春だけでなく、秋の行楽シーズンにも遠出したことがありませんねぇ。 裏山の自然公園へお弁当を持って行きたい、と息子が常々言っていたので、この日曜日は思いつきで行ってきました。 自然公園を抜け、ヤブをかき分けて棚田まで進みます。当初の目的はざりがに採りだったのですが、素手で息子に捕まるようなマヌケなざりがにもいません。それでも小さなフナを4匹捕まえて、なんとか納得。 公園に戻ると、あちこちにニョキニョキ生えているきのこがとても気になりました(カメラを後でみたら、きのこの写真ばかりでした)。かんかん照りでも、森のなかはひんやりとして快適です。   この公園にくるのも本当に久しぶり。愛犬達が生きていた頃は、毎日(引っぱられながら)散歩に来たものです。 息子が小さい頃も、毎日のように通っていました。あの頃は、息子が早く大きくなってくれないかと、日々思っていたものです(仕事ができなくて、つまらなく思っていた頃でした)。 過ぎてしまえば、あっという間ですね。これから何年後かに、このざりがに採り(フナ採りだけど)の日のことも思い出すのでしょうか。 On Sunday, my son, husband, and I walked to a nearby park and to some surrounding rice fields and apple orchards in search of crayfish, which my eight-year-old wanted to catch. The vast park is divided into four main parts according to function. There is a “mallet golf” course used mostly by local seniors, and a so-called dinosaur park complete with life-sized models of many species of dinosaurs based upon people’s then-understanding of same some 30 years ago and painted according to a color scheme which never concerned itself with accuracy, and probably had more to do with which color paints were…

blog_6th July

blog_6th July

雨が降って、7月だというのに涼しい日が続いています。 ここ最近、週末の朝は早くに起きて、クワガタやカブトムシを捕りに、裏山の森へ息子を連れて行っていました。 土日の朝には、目が覚めるや「クワガタ!!」と大声で叫んで飛び起きる息子。「土日=クワガタの日」という図式が出来上がっているらしい。幸い、先週は週末二日とも雨模様の朝。裏山へも行かずにすみ、ホッとしていた私でした。 それにしても、今年はまだ寒いためかクワガタもみつかりません。もっと山の奥へ行こうと言い出す息子。これが秋まで毎週続くのかと思うと、げっそりします、、、。熊にでもばったり会ったらどうするんだ!?       私にしてみれば、ペナンの街中ぐらし(そんなに都会でもないけれど)で、十分外遊びをさせてあげられなかった罪償いのつもりで、森に連れて行きはじめたのです。が、気がつくと家の中といい外といい、虫の入れ物だらけになっています。 ちなみに、夫が先日youtubeで見て知ったそうですが、ロンドンのある公園(リッチモンド公園)にはクワガタ虫が生息しているそうです。でも、ハサミを持たないメスクワガタはゴキブリと間違われ、人に踏みつぶされているそうで、「踏みつぶさないでください」という看板が立っているとのこと。まあ、色もサイズも似ていますからねぇ、、、。

blog_1st July

blog_1st July

今夜9時頃から、ささやかなオンラインストアを開きます。ホームページ内のオンラインストアのページにアップします。 先日このブログでお伝えしたタンクトップの他に、再度アップのリクエストをいただきましたスカートやワンピースも、少しですが染め重ねてアップします。 I have just opened a new online store to see if the shopping cart and other features are simpler to use and easier to access. You can reach this store by clicking on “online store” at the top of my home page. Also, I have recently added items some customers requested that I show as well.   この夏は、スカートやパンツはないのですか?というお問い合わせが多く、全く新しく作らなかったのを反省しています。来年は両方とも製作を予定していますので、お待ちくだされば幸いです(気の長い話ですが、、)。 この新しいショッピングカート、まともな日本語版がないので、翻訳しながらページを作ってみました。これまで使っていたものより、鮮明な画像でご覧いただけます。またアカウントを作っていただかないとならず、再度ご不便をおかけすることになります。すみません。 今回少し使って、様子を見てみたいと思います。    

blog_19th May グレインノート展 終了しました

blog_19th May グレインノート展 終了しました

ご連絡:今日メールを下さった松山市のI.S様。お問合せどうもありがとうございました。お送りするメールがはね返されているようなので、お手数ですがドメイン指定解除をお願い致します。私のメールのドメインは、tamamiwatanabe.comです。お手数おかけ致します。   さて、日曜日に無事に松本のグレインノート展が終わりました。おいで下さったみなさま、どうもありがとうございました! お客様も様々な年代の方が来て下さいますが、ご家族の話題や世間話から、いつの間にか人生相談になっていることもよくあります。服のことはともかく、そうしたお話が出来るのもこうして展示に来ていただいているからこそですね。展示会の楽しいところでもあります。 ありがたいことに、いつもおいしいものをいただいているのですが、松本のKさんに頂いた自家製の果汁たっぷりのおいしい夏みかんは、生命力が溢れるようでした。高山村で酪農をしている友達の恵子さんに、自分で春の山椒の芽を摘んで作った佃煮や、きゃらぶきの煮物、干し果物、自家製チーズなど、大地に直結しているようなおいしいものを頂きました。 改めて、食べ物を作り育てる仕事というのは、お天気と厳しい自然相手の大変な仕事ですね。恵子さんの右手の指には、山椒を摘んだその跡が残っていて、なんだか藍に染まってとれない私の爪と似ているなあ、、と、ぼんやり考えていました。 牛の面倒をみつつ、春から秋は野菜や果物を育て、冬はチーズや保存食を作り、ムダなく慎ましく生活している恵子さんの生活スタイルは、いつも見習わなければ、と思います。   いつも作業着にしているこのリネンガーゼのチュニックは、何年か前に、徳島のすくも藍を草木灰で発酵させて染めたものです。この藍、時間が経っても、何度洗っても色が落ちません。この時は、どの服もなかなか染まらなくて、何度も何度も何度も染めて、とうとう腱鞘炎になったのでした。 ゆっくり、ゆっくり染めるということは、それだけ落ちにくいということなのですね。この夏もまた徳島のすくもか琉球藍を発酵建てする予定です。

blog_Back in Japan

blog_Back in Japan

先週、日本へ帰ってきました。信州もようやく春ですね。 いつも気の早い、庭のサクランボの木も花を咲かせています。 昨年11月の大地震の時(長野県神城断層地震)、あまりの揺れで二階の窓が開いたらしく、そこから野良猫が侵入し、ねぐらにしていたようです(人間が入れない窓から)。割れたガラスのコップなどに加え、床がドロドロのめちゃくちゃになっているのを、両親が後日片付けておいてくれたのですが、それでもたんすや棚の上までドロと砂だらけだったので、帰って来てしばらくは家の大掃除をしていました。 前回帰って来た時は、台所と浴室の配水管からの漏れを発見して大騒ぎ→その後一週間ほど大掃除をしていたのでありました。やはり、家を長く空けるというのは、いろいろ不都合がありますね。ドロボウが入っていないだけマシですけれど(とられて困るようなものは何もありませんが)。     片付けが落ち着いたら、そろそろ作業開始です。  

blog_8th February

blog_8th February

    今年から確定申告はインターネット(イータックス)でしようと、日本に居る間に住基カードを取得し、そのカードリーダーも買って、いざ!、、と意気込んでいました。しかし、データを作り終え、さて申告という時になり、私のつかっているマックブックの型が古すぎて、必要なソフトがインストールできないことが分かりました。もう、がっかり。 このマックブック、OSじたいが古いので、ブラウザのアップデートもできないほどです。4年以上使っているけど、何の問題もないのに、OSが古いからというだけで買い替えなければならないというのは、どうも納得がいきません。 服を繕ったり、桶の底を直したり(なんて、今ではやらないけど)、それと同じことはできません。新しくソフトウェアでも買えば、それだって入れられなくなるだろうし。こうしてどんどん取り残されていくのですね。 結局、確定申告は郵送することになりました。     去年の夏、上海から電車に乗って行った、蘇州とその近くの水郷の街。その時に撮った写真を、今更ながら見返しています。見ているうちによみがえる、しとしと雨の日々。これを見ていると、おいしかったザリガニ料理(カエル料理も!)まで思い出します。 デジタルカメラで撮りはじめた時は、もう撮ったその日にフリッカーにバーッと載せて、、という事をやっていましたが、今では半年以上も前の写真を引っ張り出して、、という具合。 ここでも時代の流れに取り残されています。でも、これでよいのです。  

blog_ 2015 Matsumoto Craft Fair クラフトフェアまつもと

blog_ 2015 Matsumoto Craft Fair クラフトフェアまつもと

今年もクラフトフェアまつもと応募の時期がきました。選考に落ちるのではないかと毎年2月はドキドキしながら結果を待っています。もし落ちたら、今年の五月にはゆっくり松本を訪れ、松本民芸館や工芸の五月の展示などへ行ってみたいものです。 先月には、いつも応援してくださっている松阪のYさん達が、松本民芸館の企画展を訪れ、市内のクラフトショップ巡りも満喫なさったと伺って、とても嬉しくなりました。お話によると、このかご展の後は、染と織の企画展が、初夏には刺し子の企画展があるそうです(Yさん、情報どうもありがとうございます!)。 写真は、松本のあがたの森の中にある、旧松本高等学校にて。あがたの森はクラフトフェアまつもとの会場となっていますが、ここに一歩入ると、外の喧噪が嘘のようにひっそりしています。(自由学園明日館もそうですが、こんな学校で勉強してみたかった!) The following photos show interior views of the former Matsumoto High School presently located in Agata-no-mori Park. I am looking forward to participating again in the annual Matsumoto Craft Fair, and look forward to seeing my many friends and customers during the two-day weekend event, held this year on May 30-31.