Chuxi Village, Xiayang Town, Yongding County

バンコクへ来て6日目。とりあえずの生活用品も揃い、いつものアパートにようやく落ち着きました。実家の母が人台を発送してくれたそうなので、その到着を心待ちにしているところです。

中国の空気は年々悪くなるように思いますが、バンコクもそれに負けないほど。長野の澄んだ空気とは比べものになりません。でも、屋外で泳げるほど暖かいので、文句をいうべきではありませんね。

そういえば、広州で泊まった宿に屋内プールがあったので、息子を連れて入ってみたのです。「温水」とあったのに、どうひいき目に見てもそれは「常温水」。あまりの冷たさに、キャーと叫んですぐに出てきてしまいました。よく見れば窓も全開だし、プールにヒーターが入っているようには見えませんでした。いくら広州とはいえ、常温のプールでは泳げません、、。

 

話が逸れました。

 

中国滞在時、福建省の山奥の村にいたとき、wifiがうまくつながりませんでした。ブログのアップもできないままだったので、記憶の薄れないうちに2回に分けて載せていきますね。

 

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福建省アモイからバスで3時間半、車でさらに30分走ったところにある洪坑村を起点に、辺りにある客家(ハッカ)の土楼を見るのが今回の目的でした。村に着いてから、まずはドライバーを手配して、あちこちに点在するその土楼をみることに。

土楼とは、外からの外敵から一族を守るための外壁と住居を兼ねた建物で、円形だけでなく、長方形や正方形のものがあります。分厚い土壁と木でできていますが、日本の土壁のように竹などを組んで土を塗り重ねた壁ではなく、土のブロックを積み重ねた上に土を塗ってできているようです。

 

福建省漳州市南靖県書洋鎮 田螺坑土楼群
福建省漳州市南靖県書洋鎮田螺坑村 田螺坑土楼群を上からみたところ Tianluokeng Village, Shuyang TownNanjing County

 

高頭郷高北村の「承啓楼」
竜岩市永定県高頭郷高北村の「承啓楼」。入り口付近の人の大きさと比べると巨大さが際立ちます Chengqilou (King of Tulou), Gaobei Village, Gaotou Town, Yongding County

 

土楼の中 見上げるとこんな感じです 高頭郷高北村の「承啓楼」
土楼の中 見上げるとこんな感じです 同じく「承啓楼」Chengqilou (King of Tulou), Gaobei Village, Gaotou Town, Yongding County

 

干し柿 日本の作り方とは違いますね
干し柿 日本の作り方とは違いますね  Gaobei Village, Gaotou Town, Yongding County

 

塔下村にて
漳州市南靖県書洋鎮塔下村にて 土楼の中庭で料理をするおばあさん Ta’xia Village, Shuyang Town, Nanjing County

 

湖坑鎮洪坑村にて お酒を造るための薪の準備をしていたようです
湖坑鎮洪坑村にて お酒を造るための薪の準備をしていたようです Hongkeng Village, Hukeng Town, Yongding County

 

南靖県書洋鎮下坂村 土楼の隣にあった素朴な建物 タロイモなども地面に干してありました Shangban village Shuyang TownNanjing County

 

土と木という組み合わせでも、こうも日本と違うものが出来上がるのですね。

豪華なつくりの土楼でも、小さく質素な建物でも、親しみを感じるのは、これらが土と木を使って、コツコツと人間の手で作られているからでしょうか?

古い建物がコンクリートの巨大な箱に置き換えられ、道が拡張され、どんどん変わって行く中国の街並みを考えると、このような村々が残っていること自体が驚きです。