草木染め 蘇芳(スオウ)sapaan wood 煮出している

日本へ帰って来て、やらねばならぬことは沢山あるのですが、何を先にするのか考えているうちに、気がつくと大掃除をしていたのが、いつの間にか部屋の模様替えになっていたりします。でも、これでアトリエが少しすっきりしたので、気をとり直して製作再開です。

写真は、染色材料を買ってきたペナンの漢方薬局にて。(この直後にカメラが突然動かなくなったので、この時撮れたのはこの一枚だけです)。山のように積まれた中から、希望の薬を探し出し、重さをを計ってくれます。

 

ペナンの漢方薬局にて / Chinese Medical Herb store in Penang
ペナンの漢方薬局にて / Chinese medical herb store in Penang

 

今日は掃除 の傍ら、この漢方薬局で買った赤を染める染料を煮出しています。この染料は日光に対する堅牢度が高くないのですが、今でもラオスやタイの染織で使われていま す。日本でも数世紀前にはこれがタイから大量に輸入され使われていました。調べてみると、堅牢度を高める染め方があるそうですが(カンボジアにある、ク メール伝統織物研究所の森本さんのお話)どうもそれは秘密のようです。心当たりがあるので、研究してみます。

 

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染料を煮出す / Preparing dye material (sapaan wood).