さて、本来のハノイ訪問の目的、黒タイ族の女性のところへ布をみせていただきに行ってきました。

黒タイ族というから、歯が黒くてターバンを頭にぐるぐる巻いて、しわくちゃのおばあちゃんでは、、?と勝手な妄想が広がります。話が通じるかしら?いく前からこわい。しかしここまで来たのですから、Grabでタクシーを呼んで、ハノイ郊外へ。

着いてから、ベトナム語がわからないのに電話をかけたのです。迎えてくれたのは、2ヶ月の赤ちゃんを産んだばかりの若い女性。しわくちゃのおばあちゃんではありませんでした。

彼女のお母さんが地元にいて(ハノイから400キロ離れたところ)、みんなで染めや織りをやっているのだそう。いわば、彼女はハノイの窓口のような存在なのでしょう。

迷いに迷って、手紡ぎ手織りのヘンプを選びました。表裏で表情のことなる白のヘンプ、藍染ヘンプ、それからラオスでみたことのあるようなビンテージの藍染刺繍布を買いました(下の三反)。

草木染めのシルク、様々な刺繍や手紡ぎ手織りのコットンもありましたが、買い占めるだけの現金を持っておらず、しかもこの後タイへ持っていく荷物も限界なのでぐっと我慢。また来よう。

左はろうけつ染め、右はすばらしい刺繍。これを買ってこなくて後悔しています(画像上)。

右端のピンクの布はラック、黄色は皇帝という木から染めたそうです。手前の茶色は発酵したお米(右下のキノコみたいなもの)で染めたそうです。青はもちろん藍(画像上)。

「アリで染めた」と言いながらこれを出してきてくれたので、何かと思ったらラックの大きな塊でした。

かわいい赤ちゃん。義母さんが子守をしていてくれました。

これで今回のミッションすべて完了。

明日はバンコクへ戻ります。