仕事の手を休め、先日は山へ行ってきました。夏休みの真っ最中、狭い家で3人顔を突き合わせてばかりもなんですので、良い気分転換です。

車があればここからちょっと足を伸ばして行くことのできる場所はいろいろあるのですが、今回はバスで行きやすい戸隠へ。長野駅から1時間ほどです。

 

アジサイ
アジサイ なんとも言えない色に
虫を探す
虫を探す(せっかく寄った昆虫自然園は何年も閉園になっていました)

 

バスで登り続けると、下界よりもずいぶん涼しい戸隠に到着です親の目的は森の散策。息子の目的は虫取り。初めから暴走気味の息子、バスを降りるなり「カブトムシはどこにいるの?」と、虫コールをはじめるのに、うんざり気味の私たち。親だけだったら、のんびり歩いたりお茶したりできるのに、、、と思いながら、だましだまし森の小道を歩かせます。

息子がもっと小さな頃は、訳も分からず延々と歩かせても何も文句をいわなかったので、かえって楽でした(息子が4歳になった頃、ベトナムのホイアンで、往復8キロ歩いて海岸まで行ったのを思い出します。最後はおんぶしましたけど)。

 

籠店
メイン通りにかごやさんが並ぶ 看板がいいですね

 

戸隠に着くまですっかり忘れていたのですが、ここは竹細工が盛ん。小さな竹かごやさんがいくつか並んでいます。二軒のぞいて、お蕎麦用の平たいざると、野菜を入れる大きな籠を買いました。

店先で店番をしながら編んでいるおじさんに聞くと、この籠をひとつ編むのに、丸一日かかるそう。でも、山に入って竹をとり、細く竹ひごに割ったり、などの準備作業のほうがもっと時間がかかるとのこと。夏だけでなく、冬もお店を開けながら編んでいるとのこと。天井にはサンプルにするのだそうで、心惹かれる形のバッグや籠がぶら下がっていました。

これから先、こんな籠ももう手に入らないかもしれない、と思うと、今のうちにすこしずつ買っておかねばなりません。

 

民族資料館にて 麻を煮た桶や織るための道具が展示
民族資料館にて 麻を煮た桶や織るための道具が展示

 

戸隠やとなりの鬼無里村では、かつては大麻(ヘンプ)の栽培が盛んだったようです。神社に奉納したのでしょうか?