粽を蒸篭にいれて蒸す

昨日は、いつもお世話になっている大谷直子さんが、大雨のなか安曇野からわざわざ来て下さいました。

大谷さんは、先日のクラフトフェアまつもとにも、リメイクチュール作家として出展していらっしゃったのですが、元々アパレル業界でパターンナーとして活躍してみえたので、私も何か分からない事があると大谷さんに泣きついています。この仕事をするようになったのも、大谷さんの助けがあったからこそ始められました。昨日も疑問に思っていた点を明快に回答してくださり、これですっきりしました。どうもありがとう、大谷さん。

そうして感謝している割には、昨日も家にお茶菓子が皆無という状態だったので、大谷さんが見える前に息子とバナナ粽(ちまき)を作りました。ココナツミルクで煮たもち米を、更にココナツフレークとバナナ、小豆あん(これは缶詰ですが)を挟み込んで、竹の葉で包みます(留める糸は絞り染め用の綿糸だったりします)。蒸篭で蒸す事30分。普段、甘いものを食べさせてもらえない息子は、ばくばく5個も平らげていました。自分で作ったものはおいしいのでしょうかね〜。

 

粽1
竹の葉で包んでいるところ。
粽4
蒸し上がり!
粽3
バナナ粽(勝手に命名)

 

話がそれましたが、今更ながらパターンをもっと研究しなくては、と日々思います。最近の疑問は、アジアの民族衣装やフランスのギャザーたっぷりのヴィンテージブラウスなど、パターンをみてみるとどうもおかしいということ。デザインはともかくこれでは着にくいのでは?と思っていましたが、パターン的に見てもやはり着にくいとの大谷さんの答え。やっぱり!こちらも素朴な疑問が解決です。

 

そして昨日伺ったお話では、大谷さんも私も10数年前からお世話になっていた、ファッション界のゴットマザー・文化服装学院の小池千枝先生が、先月末にお亡くなりになったそうで、、、。先生には、立体裁断の意義だけでなく、人間としても大切なことを沢山教えていただきました。「ファッションは文化」「人のためになることをしなさい」「環境や自然との共存」などなど。先生にお会いすることがなかったら、私はおそらく服の仕事をしていなかったかもしれません。

小池先生のご冥福を心よりお祈りしております。