関東や西日本ではそろそろ桜も見頃なのですね。迷惑この上ないスギ花粉も飛んでいるようですが、みなさま、それに負けずに今年もきれいな桜の花を楽しめますように。

長野は、桜の見頃まではまだ先。今年こそ写真を撮りに行きたいです(上の写真は何年か前のもの)。

サイゴン滞在も残すところあと一週間となりました。ここを発つギリギリ前にならないと日本に発送できない布関係の荷物があり、それが気がかりですが、問題なく乗り越えられるよう願うばかりです。

写真を撮ってもいい?とお願いして撮らせてもらった上の女性は、公園へ行く途中の路上で屋台をだしています。

彼女が売っているのは、ベトナムのデザート「チェー」。このカートに椅子を乗せてあちこち移動しているので、いつものところにいないこともあります。

先日頼んだのは、この二つ。

バィン・フランというベトナムのカスタードプディングに、濃いコーヒーと割った氷を入れたもの(左)。南国の、しかもコーヒーどころベトナムらしい食べ方ですね。

右はバィン・チュオイというバナナプディングとココナツミルクのチェー。タピオカ粉(片栗粉のようなもの)で作ったバナナプディングは、モチモチしています。つぶつぶのタピオカと割った氷も入っています。ココナツミルクはほんのり甘いのですが、少し塩気が効いています。

ベトナム語の「バィン(Banh)」という言葉は、粉でできたケーキやお菓子を指す言葉のようです。

面白いのは、どう考えてもこれは中国語の「餅(bǐng)」から来ているのではないか?ということ(中国語の「餅」は、小麦粉を平らにのして、焼いたり揚げたりしたもの)。この言葉が指すものが、ベトナム流に変化して行ったのでしょうね。

日本語の「餅」は、お正月に食べるお餅ですしね。元の言葉が同じとは思えない進化の仕方。言葉って面白いですね。