日中の日差しは強くても、朝晩涼しくなってきました。夜にはいろいろな虫の声の大合唱が聞こえ、いよいよ秋だなぁと思うこの頃です。

みなさまのおすまいの地域では、どのような秋をお過ごしでしょうか?

さて、今年は早めに秋のオンラインストアを開く予定です。9月の下旬からと10月の下旬ごろからの二度、1週間程度オープンの予定です(後日日程を追記します)。

①9月19日(木)21時から
②10月下旬ごろから
(9/8追記しました)

いつもは、東京などで展示会をして、そのあと染め足したものが揃ってからのストアオープンにしています。そうすると、時期が遅すぎて、すぐに寒くなって着られなくなってしまうのですよね・・。今年は手元に揃っているものからストアにアップしようと思っています(2回のオープンでなくて、3回になるかも・・?)。

写真はカディ双糸(二本どりの糸で織ってもらったもの)の長め丈ブラウス。襟を縫い直す作業がようやく終わりました(実はこれは丸襟がついていたものです)。白、青いシャンブレー、藍染めの3色あります。

今日はカディのストールののり抜きを進めました。また染めていないけれど、この白もいいなと今の時期は思います(写真撮り忘れました)。

ここから先は長いので、興味のない方は飛ばしてくださいね。

高校生の息子のことで、ここ最近動きがありました。

小さい頃から人と話すことに難しさのある息子ですが、「バイリンガルだからじゃないの?成長すれば話すようになるよ」という夫の楽観的予測を裏切って、今でも話ができません(この他にも出来ないことが沢山あります)。

あいさつもできないし、買い物ももちろんできません。困ったことがあっても人に質問できないのです。先日、通信高校の登校日があったのですが、その時わからないことがあり、私にメッセージで質問が来ました・・学校の先生に聞けばいいのにね。

一番心配なのは、私たちがこの世にいなくなってから、一人でどうするのか?ということ。

去年になって、ようやく夫を説得して医師に診察してもらうことができました。診断の結果、やはりそういった特性(発達障害)があるということがわかりました。今までの不可解な行動も、息子のせいではないということがわかり、私も息子も安心(?)したのです。

でも、私の力だけではどうにもなりません。公的福祉の助けを借りて社会的スキルのトレーニングが受けられるとわかったので、まずは一年待ちました(症状が一年変わらないという証明が必要でした)。裏で動いていたのが、先日ようやく話が進み、10月から話をするトレーニングが受けられることになりそうなのです。

その打ち合わせや面談と歯科通院などの目白押しで、いつもは真っ白なカレンダーが今月だけ真っ青(青ペンの色・笑)になっています(オンラインストア、大丈夫か・・?という心の声も聞こえます)。

助けてくれる方、力になってくれる方の言葉を聞いていて、闇のようだった目の前が少しひらけてきた気がします。これからまだ始まろうとしているところですが、少しずつ良くなることを信じて見守ります。

そういえば私も、小さい頃から話すのがとても苦手だったのです。

展示会を始めたばかりの頃は、お客様と話すこともできませんでした。知り合いのKさんが、その様子を人づてに聞いて心配してくださいました。「せっかく来てくださったお客様なのだから、話しかけてみたほうがいいわよ」と親切に葉書をくださり、ああそうだったのか・・と私もようやく理解できたのです。

それから(その前もですが)たくさんの心の優しいお客様に恵まれ、展示会の度にお話(オンラインでのやりとりももちろん!)をすることが楽しくなり今に至ります。トレーニングしなくても、お客様のおかげで話せるようになったのです。とても幸運なことだと思います。Kさんにもお客様たちにも心から感謝しています!!

息子にもそんな素敵な人たちとの出会いがたくさんあるといいなと願っています。