金曜日に、松本の中町まで、「糸はたのしい」の糸紡ぎワークショップに行ってきました。

先生の島津和子さんは、大阪で工房「和空」を主宰し、毎年秋に松本中町通りのサムサラにて、色とりどりの手紡ぎ手織り作品の展示や、紡ぎと織りのワークショップをなさっています。今回の展示でも、秋の紅葉を思わせる色合いの作品が印象的でした。

島津さんとは、何年か前に、私が同じ時期にグレインノートで展示している時においでくださって知り合ったのですが、その後に大阪でバッタリお会いして驚いたことがありました。

原毛を紡ぐ方法を習いたいとずっと思っていたので、このたび鼻息も荒く松本に向かったのでありました。

 

毛の流れを整えて、紡ぐ準備をしていらっしゃる島津さん
毛の流れを整えて、紡ぐ準備をして下さっている島津さん 藍染めの上下がこれまたお似合いでした

 

紡ぎやすく島津さんが用意してくださっていたウールの原毛は、紡いでいくと、色がきれいに重なって糸になっていくのが感動的。よりも甘かったり、時々ダンゴになってしまったり、、、私はまだまだ練習が必要です。

持参したヤクの毛をお願いして整えてもらい、紡いでみると、これがウールに比べ更に難しいことがわかりました。毛が短すぎて、うまくつながらないのです。これも練習ですね。これよりも技術が必要だというカシミアにたどり着くまで、まだまだかかりそうです。

 

原毛とウール
手前が、このたび紡いだウール。左はカシミアの原毛、隣の茶色がヤク。

 

「糸はたのしい」は、松本中町通りの「サムサラ」(Tel: 0263-50-7893)奥の蔵にて、12日(月)まで開かれています。

手紡ぎと手織りのワークショップは、11時半、14時、16時と3回あるので、興味のある方はぜひ参加なさってみてください。色を扱うのって、ほんとうに心が安らぎますね。島津さんの楽しいおしゃべりも加わり、時間をかなりオーバーしてしまった滞在でした。