長野へ
あっというまに帰国日。午前中はクライミングジムへ行って最後のお別れをし、午後は適当に荷物を詰め込んでサイゴンを出てきました。
キッチンの窓からマンゴーの木を見下ろしていたと思ったら、翌日には窓の外の猛烈な吹雪。飛行機と新幹線の組み合わせってすごいですね・・短い時間であっという間に別世界へ行かれるのですから。
東京から長野への新幹線には、ヨーロピアンらしきスキー客がまだ沢山乗っていました。
白馬は真っ白なので、まだまだ滑れそうですね。夏を求めて長野を脱出した私たちと、雪を求めて長野にきた人たち。お互いに何を考えているのか理解し合えることは永遠にないでしょう(笑)。
早朝から聞こえる鳥の声やバイクの爆音、通りを歩く物売りの声、鮮やかな果物や樹木の色、今となってはサイゴンのすべてが懐かしいです。
一番上の画像は、いつも洗濯物を干していたアパートメントの屋上から。適度に荒れたところがベトナムらしい。ピンクチャーチの頭が見えます。
長野の気候ではまだまだ春夏の服・・という気分にはなれませんが、作りたいものが沢山あります。今年の予定は、追ってお知らせしますね!
最後の思い出:ヤギ肉の食文化を味わう
サイゴン滞在の思い出に、ヤギ肉を食べに行ってきました。ネパールでヤギカレーを堪能している夫の希望です。
アパートの近くのこのヤギ専門店では、店先にヤギ丸ごと一頭のローストが自動ロースト機にかけられ、ぐるぐる回されています。そのヤギが看板代わりになっています。(よくこういうレストランを見かけます)。そこへ行くことは前から決めていました。
夜は混むのでランチにしよう。暑いのでやぎ鍋は勘弁とのこと。それは全員一致。
ヤギ肉ローストを横目でみながら入店し、メニューをGoogle翻訳にかけて、下の3つ選びました。
生姜とレモングラスのヤギ肉蒸し

ベトナムらしいハーブ使いと食感、柔らかいヤギ肉に私は大満足でした。しかし夫は、硬くて特徴のある匂いのヤギ肉料理が好きらしい。ベトナムスタイルの調理方法にブーブー文句を言っていました・・。
ヤギ肉ソーセージ

特に私が気に入ったのが、このソーセージ。
このソーセージには、ハーブと胡桃がヤギ肉と一緒に腸詰されています。それを一つレタスやハーブで包んで、発酵エビのたれをつけていただくのです。(発酵エビは旨みたっぷりですが、タイのものよりマイルドです)。
ヤギ肉尽くし

こちらはヤギ肉尽くし(よくわからない翻訳)。
揚げたヤギのリブに、生姜の千切りのフライとハーブのフライが乗っていました。これは骨だらけで夫にも息子にも不評でした。見た目はとてもきれいだと私は思います。
夫によると、ラオスに似たような料理があるそうです。グリーンのフライは川で採れる海苔だそうですよ。
ヤギ肉レストランの楽しみ方
隣のテーブルには、昼間から鍋とビールで出来上がったおじさんグループが、楽しそうに過ごしていました。床にはビールの缶が20本ほど散乱していました。帰りのタクシーに乗る直前にひっくり返っていたおじさんも・・・。
ものの本によると、まずヤギのおっぱい肉の焼肉を食べ、雄ヤギのとある臓器が浸かったお酒を飲む。 そして、ヤギ鍋を突いて、最後に麺を入れて〆とするらしいです。お酒の飲める方は楽しいでしょうね。
次回は・・
レストランや屋台で食べたもののレシピを調べ、自分で再現してみるのが好きでした。ハーブや食材が手に入りやすく、作りやすいものも多いので、料理も楽しい作業でした。
ですが、さすがにヤギ肉は専門店にいかないと手にはいらないでしょう。。こんなにおいしく調理してもらえるなら、お店に行ったほうがよいですね。ヤギカレーもおいしいそうですよ。そういえば、このレストランにもヤギカレーがありました。
次回はぜひヤギカレーに挑戦しなくては!