サイゴン到着

着きました

3日前にベトナム・サイゴンへきました(結局、今年も来ました笑)。

お正月早々、弔事で夫はフィラデルフィアに帰省していました。急な帰省だったので、夫は今回サイゴンに来られるかどうかわからなかったのです。

日本に帰ってきた(母国でないのに帰ってきたというのも変ですが)夫と羽田で待ち合わせることにし、私・息子と3人一緒にでサイゴンへくることができました。

すっかり変わってしまった母国のアメリカへ帰るというのも、夫にとってさまざまな気持ちが入り乱れた訪問だったようです。夫はスマホを持っていないので、何かと不便だったようですが、親切にしてくれたのは、アフリカ系の人ばかりだったとか。私の学生時代にヨーロッパの某国で親切にしてくれたのは移民ばかりだったという話を思い出していたそう。

夫のいとこたちとの再会も、ニューシネマパラダイスの最後のシーンのようではないかという予想を裏切り、そのような感動的再会というよりも、みなの急激な老化がかなりの衝撃だったそう。こちらも複雑な気持ちだったようです。

空気汚染がすごい

それにしても、この冬のサイゴンは空気汚染がいまだかつてないほど。マスクの箱を2つ持ってきてよかった・・・。

これではハノイやチェンマイ、バンコクなどと変わりません。調べてみると、カンボジアあたりでさかんに焼畑がされているようす。ペナンでも、2月はヘイズと言って同じく焼畑によるスモッグのような空気でしたが、時期が少し早いですね。

いつもは爽やかな風が吹いているホーチミンも、空気がよどんでいます。東南アジアの都市は、どこも同じ問題を抱えていますね。

アパートメントの窓から。一寸先はかすみです。

日本を出てくる前、何冊か面白い本を読みました。

特に印象に残ったのは、

「5アンペア生活をやってみた」(斎藤健一郎著)

「スモールハウス」(高村友也著)

「5アンペア生活をやってみた」は、原発事故を機会に、5アンペアというぎりぎり最低限の電気量で生活をする、朝日新聞記者の実験的生活を綴った本。

「スモールハウス」の方は、住宅ローンを抱え、たくさんのものに囲まれ、その管理や維持に時間とエネルギーを使う現代人の生活を否定。自分の小さな世界で精神的に豊かに暮らすというテーマ。

年の初めにこんな本を読んだことで、自分の生活や働き方を見直すきっかけになりました。

*トップ画像は、何年も前のホーチミン市美術館にて