丁寧に

丁寧に

長野へ帰ってきました。 「日曜日の朝にはカブトムシを捕りに行きたい」と息子が言っていると聞いていたので(夫から)、東京での最終日に、長野市のホームページの熊情報を調べておきました。 今年の目撃は24件とのこと。 長野市の北のほうの山での話かな?(戸隠連峰などがあります)、きっと自宅のある辺りは大丈夫では?と思いつつも、何年か前に、夫と息子がごく近所で熊を目撃しているので、不安もよぎります。東北のほうでも、熊の出没数が例年の3倍とニュースで聞きましたし、、。 土曜日の夜に帰宅し、日曜日の朝には息子に叩き起こされました。結局はその熱意に負けて、ありったけの鈴や笛を持って、カブトムシ探しにいくことに、、。が、幸いなことに、途中のりんご畑で草刈りなどをしている人も多く(結構大きな音がでる)、熊がノコノコ出てこられるような雰囲気ではありませんでした。あぁ、よかった。 まだ朝晩涼しいせいか、森にはカブトムシどころかスズメバチさえでてきていませんでした。もう少し暑くなるまで虫捕りはお預けです。 空振りで帰る道すがら、目の前に広がるりんご畑の緑を見ながら、1日前の朝には満員電車に揺られて渋谷に向かっていたのになぁ、、なんて考えていました。狭い日本でも、2時間も移動すれば、そこは別世界ですね。 さて、森から帰ってきて、息子の漢字練習と日記の宿題に付き合っていました(いつもは夫が面倒をみていますが)。息子はこれまで日本の学校にまともに通っていないので、日本語を書くのもまだまだ練習が必要なのです。 「丁寧に」「もっと丁寧に」「きれいに」「バランスをみて」「正確に」と自分で息子にガミガミ言っていて、はっと気づくと、それは私が先週の講習中に先生に注意していただいたこととぴったり重なるではありませんか!あらあら、、。   主婦ならきっとどなたでも同じだと思うのですが、家事、育児、仕事を限られた時間でこなす必要があれば、最高の質でこなしていくよりも、まずはある程度の質を保ちつつ、さっさと済ませることが最優先されるのではないでしょうか?まさにそんな毎日を送っているうちに、私の場合は、大雑把な性格が増幅されてしまったように感じます。 日曜日の夕ご飯に、中華を作った時のこと。肉を繊維に沿って切り、丁寧にサイズを揃えることで、いつもよりもおいしい一皿(木須炒雞絲)ができました。肉の水分がでにくく、すべて同時に火が通ったからでしょうか。肉の下ごしらえとパターンの仕事を比べるのも非常に安直ですが、ほんの少し丁寧に準備することで、こんなに出来上がりが違うのだなぁと思ったのでした。いつもはどのようにしていたのでしょう、、?反省です。   立体裁断の世界も、底抜けに奥が深いということ、知っていたようで全く分かっていなかった、ということを今回思い知りました。パターンも、平らなものをいじっていては決してわからない世界があることも。 大きな課題ができました。     このストライプカディのブラウスは、去年作ったもの。洗うと楊柳のようにシワがでて、とてもいい表情です。織りムラがあったので、自分用に一枚下ろしたのです。 今日は歯科へ行くのに、別の綿ローンのブラウスを着て出かけ、帰ってきてこのブラウスに着替えたら、涼しさが80%アップ(個人差あり)。なんと快適なのでしょう。暑いインドの生地、さすがです。 このストライプ生地をとても気に入って、実は、「同じものを」と注文して今年用にも作ってもらったのです。しかし、去年のこの生地とは似ても似つかぬ生地がインドから送られてきたのでした(それはそれでまたよかったのですが)。インドとのやりとりは、やはり難しいです。

大工仕事

大工仕事

オンラインストアのご利用、どうもありがとうございます! 順次発送を続けています。ストアは今月末までオープンしていますので、どうぞご覧くださいませ。   7月は、染め重ねの合間に、布などストックしておく倉庫をつくる予定です。大事な生地が虫に喰われたりしたら大ショックですから。アトリエにゴロゴロしているトルソーやマネキン、ハンガーラックにも置き場が必要です。 染め場の地面がガタガタなので、デッキを敷いて、配管を下に這わせる予定。去年から放置してある、自宅の外壁のモルタルと漆喰塗りも再開です。リストにすると、細かい大工仕事がエンドレスで続きます。7月の間にどのくらいできるのでしょうか? 少しずつ手を加えて使いやすくしていくのは楽しみでもあります。つくるのはやっぱり楽しい。でも、あまり大工仕事の好きでない夫も狩り出されるので、本人はさぞ迷惑だと思っていることでしょう。     写真を撮りにちょっと近所へ行きたかったのですが、今日は足場を作ったり雨が降ったりで、結局行かれませんでした。また週末にでも。みなさまもどうぞよい週末をお過ごしください!

ウールのレギンス

ウールのレギンス

朝のアトリエの温度はだいたい5度ほど。来週の始まりは最低気温マイナス7度の予想がでているので、これがどのくらい下がるのか見ものです(真冬はストーブにのせたポットの水が凍ることも)。     この冬は、がっちり着て暖かく過ごしています。今はコットンシルクのスパッツの上に、ウールジャージー(ニット生地)のレギンスを重ね着しています。おかげさまでぎっくり腰とも無縁です。 スパッツやレギンスも今はいろいろな種類が出ていますが、カタカナ名の新素材(覚えられません)や化繊が入っていると、私にはかゆいのです。ちなみに、市販のものは綿でもかゆいのもあるので、どうしてかと思ったら、織りの島津さん(松本のサムサラでワークショップをなさっています)に「それは染料が悪いから」だと教えていただきました。なるほど。     あたたかいウール100%の、かゆくならないレギンスというのがなかなかないんですよねぇ。今、私が着ているのは何年か前に作ったもの。今年は家族にも作っているところですが、ニット用の糸で縫っただけでは縫い目が切れやすいので、伸び止めなどの下準備をしっかりします。そしてロックミシンも登場。このロックを使うのは数年ぶり、、伸縮性のある糸やニット用の糸を組み合わせて試し縫いしてみます。面白いです(本当は、今はこんなことをやっている場合ではないのですが)。 自分でも、リネンの服の下に着るにも重宝しているので、来年はいくつか作って展示でも置きたいなあ、と考えています。ただ、みなさま全員が長野のように寒いところにお住まいとは限らないので、作っても需要があるのでしょうか?いかがでしょう?(寒冷地仕様で東京へ向かうと、必ず汗だくになります)。 また春の展示の時にでもご意見お聞かせくださいね。   イブには魚料理を、クリスマス当日は肉料理を食べるのが夫一家の習わしだそうですが、昨日は1日かけて、クリスマス用の食材を解凍していたその本人。解凍したものは、今、冷蔵庫で焼かれるばかりの待機中です。冷蔵庫を開けると、そこにトリがペッタリうつ伏せになっている光景は、どうも慣れないのでその度に驚きます。  

blog_12th February

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ペナンでの生活も、あと一ヶ月ほど。 パターン製作に時間を使うことができるのも、あと少しの間。今は来年の分のパターンを作っています。生地店にトワル(パターンを作るのに使う綿の布)を買いに行くと、お店の女性に「どうしてあなたはいつも同じ布ばかり沢山買うの?」と聞かれます。 沢山買っても、一つのパターンを仕上げるのに、何度もトワルで作り直していると、これもあっという間に無くなってしまいます。 この冬は、パターン製作に時間をかけることができ、とてもよい冬でした。これから、どんどん新しい形を作っていきますよ!パンツパターンの研究もしたいので、日本へ帰ったらパンツ人台も買いたいのです。リネンの帆布があるので、そのうちこれでパンツも作る予定です。        

blog_8th February

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    今年から確定申告はインターネット(イータックス)でしようと、日本に居る間に住基カードを取得し、そのカードリーダーも買って、いざ!、、と意気込んでいました。しかし、データを作り終え、さて申告という時になり、私のつかっているマックブックの型が古すぎて、必要なソフトがインストールできないことが分かりました。もう、がっかり。 このマックブック、OSじたいが古いので、ブラウザのアップデートもできないほどです。4年以上使っているけど、何の問題もないのに、OSが古いからというだけで買い替えなければならないというのは、どうも納得がいきません。 服を繕ったり、桶の底を直したり(なんて、今ではやらないけど)、それと同じことはできません。新しくソフトウェアでも買えば、それだって入れられなくなるだろうし。こうしてどんどん取り残されていくのですね。 結局、確定申告は郵送することになりました。     去年の夏、上海から電車に乗って行った、蘇州とその近くの水郷の街。その時に撮った写真を、今更ながら見返しています。見ているうちによみがえる、しとしと雨の日々。これを見ていると、おいしかったザリガニ料理(カエル料理も!)まで思い出します。 デジタルカメラで撮りはじめた時は、もう撮ったその日にフリッカーにバーッと載せて、、という事をやっていましたが、今では半年以上も前の写真を引っ張り出して、、という具合。 ここでも時代の流れに取り残されています。でも、これでよいのです。  

blog_ 2015 Matsumoto Craft Fair クラフトフェアまつもと

blog_ 2015 Matsumoto Craft Fair クラフトフェアまつもと

今年もクラフトフェアまつもと応募の時期がきました。選考に落ちるのではないかと毎年2月はドキドキしながら結果を待っています。もし落ちたら、今年の五月にはゆっくり松本を訪れ、松本民芸館や工芸の五月の展示などへ行ってみたいものです。 先月には、いつも応援してくださっている松阪のYさん達が、松本民芸館の企画展を訪れ、市内のクラフトショップ巡りも満喫なさったと伺って、とても嬉しくなりました。お話によると、このかご展の後は、染と織の企画展が、初夏には刺し子の企画展があるそうです(Yさん、情報どうもありがとうございます!)。 写真は、松本のあがたの森の中にある、旧松本高等学校にて。あがたの森はクラフトフェアまつもとの会場となっていますが、ここに一歩入ると、外の喧噪が嘘のようにひっそりしています。(自由学園明日館もそうですが、こんな学校で勉強してみたかった!) The following photos show interior views of the former Matsumoto High School presently located in Agata-no-mori Park. I am looking forward to participating again in the annual Matsumoto Craft Fair, and look forward to seeing my many friends and customers during the two-day weekend event, held this year on May 30-31.    

blog_26th January

blog_26th January

無事にマレーシアへ戻ってきました。 ミニバスで4時間かかるところ、6時間かかりました。やはりミニバスに乗ると、スムースにいかないようです。 マレーシアとタイの国境を越えるまでは順調だったのですが、マレーシア側に入るなり運転手のにーちゃんが、「これからバイパスするから」と言いながら、グネグネ道を暴走し始めました。それはバイパスというより、どうみてもただの周り道。時々幹線に戻っては、またローカルなグネグネ道に戻ること何度も繰り返し。酔うわ酔うわ、まさかこんな平地であれだけ車酔いするとは思いませんでした。 ですが、道中、水牛がのんびり草を食べているところを見たり、「カンポン(村)××」と入口にかかれた小さな集落を幾つも通り、牛の群れを突き抜けて走り、普通の旅行ではみられない風景も目に出来たのはよかった、とでも思わないといけません。 夫があとで言った「高速道路の料金を浮かせるために下道を通ったんだな」との推測は正しいと思いました。他の乗客はタイ人だったようですが、到着時間を2時間もオーバーしても誰も何も言いませんでした。防虫剤バス事件の時も思いましたが、タイの人は我慢強いのか、他の人のやることに干渉しないのか、、、苦情を言う文化でないことは確かです。 ミニバスはもうこりごりです。   下はハトヤイの雰囲気に似ている、バンコクのチャイナタウンにて(去年の夏の写真です)。ハトヤイで撮ったものは、これから現像に出します。           このように、ハトヤイの街もまるでバンコクのチャイナタウンかと思う様に中国色の濃い街だったのが意外です。 タイ南部では、2004年以来イスラム過激派のテロが頻発していて、このハトヤイも去年の夏にはセブンイレブンで爆発が起き、多数死傷者がでています。タイ南部=マレー系多しというイメージだったので、ここもイスラムの街かと思っていましたが、モスクは街の中心にたった一つ。イスラム教徒が押しやられているだけなのでしょうか? そういえば、ハトヤイ滞在の最後の夜に火鍋(鍋)を食べたお店では、メニューがタイ語・中国語・英語で書かれていました。が、いざ注文しようとしても、お店のおじさんに英語が通じず四苦八苦。すると、聞くに耐えなかったのか(?)、隣のテーブルのおじさんが通訳してくれました。この親切なおじさん、あごのほくろに長い長い毛を大事に生やしていて、私はそれが気になって仕方ありませんでした。 一体、どこの国にいるのか分からなくなってしまいそうなハトヤイ滞在でした。(調べてみたら、ここは客家人の華僑・謝枢泗が100年前に建設した街なのだそうです。なるほど納得)。