去年の夏に建てた藍がめ2つは、秋に染まらなくなってからずっと放置してありました。
長野は寒いので、染められる期間が短いのです(ヒーターを使えばいいのですが・・)。
長い梅雨があけ、ようやく気温が上がってきてから、蓋をあけて藍の様子伺いをしています。
どちらも発酵しているため、腐敗はしていません。秋から灰汁も足していないのに、これはすごいなと思いました。
ですが、いざ染めてみても藍の色がでません。
そこで、かんかん照りの中、ストーブの灰に熱湯を入れて灰汁をつくり(暑かった・・)、藍がめに足してみたものの、やっぱり色がうまく出ません(トップ画像の手前が、今日染めてみたもの)。
ここにお酒や水飴、果物ジュースなどいれれば建つのでしょう(一般的な方法)。
でも、藍色が濁ったり、液体が腐敗しやすくなって管理が難しくなるのは以前やってみた糖建てで経験済みです。
藍建ての方法を記した資料は世の中にたくさんあります。天然発酵灰汁建てもプロが方法を文字にしています。
でも、最近思うのは、発酵のものを数字や言葉で伝えることの難しさ。同じようにやっても、同じ結果がでるとは限りません。
夫も天然発酵パンつくりで苦戦しています。プロの書いた方法をあれこれ試していますが、ある一定以上のレベルを超えるのは難しい!粉も酵母も水も温度も、それぞれ条件が違いますから・・。
気温が高いうちに、なんとか染まるようになってほしいものです。なんとかご機嫌伺いしながらやってみます!
今年の2月に注文してあったカディが、ようやくインドから到着しました。
コロナウィルスのためにインドもロックダウンとなり、今までなかなか送ってもらえなかったのです。
しかし、いつも感心するのはこの梱包。一番外側をコットンの布でくるみ、それを箱の形に合わせてぴっちり縫い合わせてあります。ほどくのがもったいなく思えます。
このカディはすこし厚めのカウント。秋冬もののブラウスになる予定です。