2020年

2020年

新年、あけましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いいたします。 みなさま、よいお正月をお過ごしでしょうか?そろそろお仕事に戻るみなさまも多いのではないでしょうか? 私は年末から歯が痛みだし、1月2日に救急医院(歯科の)へ行く羽目になりました。とりあえずの応急処置をしていただきました(でもまだ痛い)。 休みなのに当番制で医療機関が開いていて、緊急でも処置が受けられるというのは本当にありがたいことです。 雪が降って、大喜びの息子。フンコロガシのように、雪だるまを何個も作っていました。これからいよいよ寒くなりそうです・・ なのですが、私たちはあさってからサイゴンへ。ちょうどお正月明けには、心配していたカディもインドから届いたところ。これで安心して出発することができます。

ハノイ4日目

ハノイ4日目

日本へ帰る前にハノイへ寄っています。 今回は古いアパートメントを一週間借りて滞在しています。 床のセメントタイルや木の窓枠も雰囲気よく、中庭には洗濯物がたくさん干してあり(夫が「ここは香港かっ!」と突っ込んでました)、おじいちゃんおばあちゃんがうろうろしていて生活感満点です。水周りも古いし、裏は工事現場ですが、生活するようなこんな滞在も面白いものです。 ハノイでも、いつもあっと驚く大量のモノを運ぶベトナムの人の姿。 今日見かけたのは、頭にカゴいっぱいのなにか(食べ物)を入れて売り歩いていた女性と、服のお店前で荷物を載せられて出発するおじさん。日本ではどちらもおそらくできないでしょうね・・。

南部女性博物館へ

南部女性博物館へ

先日、ここサイゴンにある南部女性博物館へ行ってきました。去年の晩秋に行った、ハノイにある女性博物館(アオイムを探して)の分館。女性にまつわるベトナムの歴史を展示しています。 まずはアオザイの歴史室から。 グエン朝(ベトナム中部・フエの王朝 1802~1945年)のアオザイは、中国服そのもの。シルク地に龍や花の刺繍がしてあり、ラストエンペラーにでてくる清朝の衣装のよう(下の写真・一番右の青地のもの)。 19世紀末のアオザイ(下の写真・一番左と中央)は、4部式と5部式。まるできもののようにゆったりとしたはおり式の服になっています。 1930年代、その頃の西洋化のトレンドに沿って、レ・フォーという芸術家がアオザイを再構築し、丈が短く細身の今のアオザイに近い形になったそうです。下のモノクロ写真は1930年代の女性の姿。 下の写真は、左が20世紀初頭の結婚衣装、右が1960年代の結婚衣装。袖がかなりスリムになっています。 この後も近年にかけて見頃もどんどんスリムに。衿の高さや衿のあるなしも洋服のように流行があったようです。パンツの幅も流行があるようです。 現在のサイゴン中央郵便局では、局員さんの着ているアオザイ制服でも、立ち衿のあるものとラウンドネックになっている形があります。どうしてかなと思っていましたが、ただのデザインの違いということですね。 一口にアオザイといっても、衿の形を変えたりフリルをつけたもの、カフス袖やラグラン袖にしたもの、打ち合わせの形を変えたもの、素材で変化をつけたものなど、さまざまなデザインがあることを知りました。 西洋の流行を取り入れてシルエットが変化していったことや、アオザイという限られたスタイルの中で個性を出そうとしていたことが、この流れからわかりました。それぞれの時代を代表する形はあっても、「これが正統派の絶対的なアオザイ」というものはないのだな、ということなのだと思います。 保存のため仕方ないのですが、室内は非常に暗く、ショーケースの位置も高くて細部がとても見づらい展示でした。脚立でもなければ、衿のあたりなんて見えません。そこが残念な展示でした。 .. さて、次はさらに寂しい染めと手織り展示室へ。 染め材料が行李のようなカゴにざっくり入っていました。20年くらいこのまま放置されていそうな適当さ(このカゴも位置が高くて写真にすべておさまらず)。 下の丸いカゴに入っているのは、カシューナッツのオイル。黄色を染めるそうです。 下の黒い丸いものは、MAC NUA とあります。「マクルア」とタイで呼ばれるタイ黒檀と同じですね、きっと。 タンニンを利用して染めるため、発酵させたタイ黒檀を絞った液に布を浸け、日光に当てて染めます。柿渋染と同じ。それが下の再現シーン(説明が何もないので、これを見ても??と思う訪問者も多いのでは?)。 この衣と染織りフロアの他には、戦時中活躍した女性兵士や武器の展示、政治犯の写真、牢獄の様子や写真など、一人で見ているとだんだん気が滅入ってくる展示が盛りだくさんでした。ただ、こうやって大きな館のスペースを割いて、女性の活躍にスポットを当てているところは、さすがベトナム、社会主義の国ですね! ハノイにある女性博物館の方が、展示物も多く見応えもあります。アオザイにとくに興味がある方以外は、ハノイの方をおすすめいたします!

あと一週間

あと一週間

関東や西日本ではそろそろ桜も見頃なのですね。迷惑この上ないスギ花粉も飛んでいるようですが、みなさま、それに負けずに今年もきれいな桜の花を楽しめますように。 長野は、桜の見頃まではまだ先。今年こそ写真を撮りに行きたいです(上の写真は何年か前のもの)。 サイゴン滞在も残すところあと一週間となりました。ここを発つギリギリ前にならないと日本に発送できない布関係の荷物があり、それが気がかりですが、問題なく乗り越えられるよう願うばかりです。 写真を撮ってもいい?とお願いして撮らせてもらった上の女性は、公園へ行く途中の路上で屋台をだしています。 彼女が売っているのは、ベトナムのデザート「チェー」。このカートに椅子を乗せてあちこち移動しているので、いつものところにいないこともあります。 先日頼んだのは、この二つ。 バィン・フランというベトナムのカスタードプディングに、濃いコーヒーと割った氷を入れたもの(左)。南国の、しかもコーヒーどころベトナムらしい食べ方ですね。 右はバィン・チュオイというバナナプディングとココナツミルクのチェー。タピオカ粉(片栗粉のようなもの)で作ったバナナプディングは、モチモチしています。つぶつぶのタピオカと割った氷も入っています。ココナツミルクはほんのり甘いのですが、少し塩気が効いています。 ベトナム語の「バィン(Banh)」という言葉は、粉でできたケーキやお菓子を指す言葉のようです。 面白いのは、どう考えてもこれは中国語の「餅(bǐng)」から来ているのではないか?ということ(中国語の「餅」は、小麦粉を平らにのして、焼いたり揚げたりしたもの)。この言葉が指すものが、ベトナム流に変化して行ったのでしょうね。 日本語の「餅」は、お正月に食べるお餅ですしね。元の言葉が同じとは思えない進化の仕方。言葉って面白いですね。

国際郵便局より

国際郵便局より

どう考えても日本へ持ち帰る荷物が多いので、すこしずつ郵便で送ることにしました。 そのため、昨日はこの中央郵便局(上の画像)の裏側にある国際郵便局へ。表にある中央郵便局は観光名所ですが、裏のこの局はかなり地味。いざ着いても、どの窓口へ行けばよいのかわからず、手当たり次第聞いて、やっと手続きが始まりました。これで次からは大丈夫。 ベトナムでは、内容物に電池や液体がないか事前にチェックするため、自分で荷造りしていっても、窓口で開けられてしまいます。なので、私も大きな手提げビニール袋に布を入れて持って行きました。 布類や服であることを確認してから、局員さんが適当な箱を持ってきて梱包してくれます。これはタイから送るより随分楽です。 毎回インドから来る荷物の梱包も驚きですが(土囊袋のような素材でくるんで、辺を全部針金などで縫ってあるのです)、ここもテープの使用量がすごい。箱が全身ぐるぐる巻きのフランケンシュタインみたいになります。下の動画で局員のおじさんの技をご覧ください(最後の方で邪魔が入ります)。 こんなに厳重に巻いてもらっても、税関を通る時に開けられてチェックされるそうです。

ホーチミン歴史散策

ホーチミン歴史散策

書店でホーチミン(サイゴン)歴史散策の本をみかけた時、欲しかったのですがあいにく持ち合わせがありませんでした。すぐ後に改めて行ったら、なんと売り切れていたのでした。 諦めきれず、書店のお姉さんにその本を取り寄せてほしいとお願いしたら「オンラインで買ったら?」と嫌な顔。でも、しつこく他の店員さんに泣きついたら「それなら注文するから」と、快く受けてもらえました。同じ書店内なのに、店員さんによって対応が違うのがベトナムらしいなと思いました。 そして待つこと二週間強、やっとその本を手にすることができました。取り寄せのお願いをした後に、夫は「そんなのやってもらえるわけないでしょ?」と言っていたのです(私も実は半分同感だったのですが)。だいたい、一般的に伝言などお願いしても、相手に伝わっていないことのほうが多いお国柄(?)ですから・・。なので、入荷の連絡が来た時は私も驚きました。 十数年前のサイゴンの航空写真を見ると、街並みが今と違います。インドシナ時代の古い建物がどんどん消え、高層ビルの建設も進んでいます。今のうちに、この本を片手に街を見ておきたいと思っています。 サイゴンを離れるまで、残すところあと二週間ちょっと。布類の荷造りを始めています。無事に持って帰ることができるのでしょうか・・・?!

ビンフォックへ 続き

ビンフォックへ 続き

農園訪問のあとは、地元のお友達のお家へ連れて行っていただきました。 カインチュア(酸味のある魚のスープ)、うなぎのレバーと血の蒸し物(プディング)、ヤギ肉、川エビの春巻きなどなど、他にも名前もよくわからないけれど豪勢なご馳走がテーブルに並びます。 食べ方がわからずボンヤリしていると、まわりのおじさん(おそらく私より若い)たちが、春巻きを巻いてくれたり、せっせと料理を取り分けてくれたので、椀がカラになることがありませんでした(おいしくてつい食べ過ぎました)。 それにしてもタレやハーブの使い方、違った食感のものを組み合わせるのが上手。さすがベトナム料理です。 集まったみなさんは、親戚一同かと思ったらどうもお友達同士のよう。何度も乾杯してとても楽しそうでした! このあとは、カシュー工場の見学へ。 栽培農家がカシューナッツの入った大きな袋をバイクの後ろにのせてここへもちこみ、このスケールで計ってもらっていました。(訪れたみんなで代わる代わる体重測定していたのもおもしろかったです)。 太陽で乾燥させたあと(一番上の画像)、薪でローストして割るようです。生のままの実は有害なので、熱を入れないとならないそうです。ここでは手作業で加工が進められていました。 カシューナッツはお土産やさんはもちろんローカルスーパーでも高価なのですが、これをみていると手がかかることがよくわかりました。 加工を待つカシューナッツ。こんなに大量のカシューナッツを一度に見たのも初めて! 燻されたとてもいい色のざる。近くにはカシューナッツの殻が山積みになっていたのですが、あれも染め材料になりそうだなぁ・・。もらってくればよかった。 工場見学のあとは、川辺で団欒。ココナツジュースをいただきました。昼間は暑いので、こうして川辺で夕涼みするんですね。気持ちのよい風が吹いていました。 帰途に着く前のミー・クワン(中部クアンガイ名物 黄色い平麺)。右上のおせんべいを割って入れて食べるとおいしいよ、とのこと。大きなエビや、ほろほろになるまで煮た骨つき肉なども入っていました。お昼ご飯でまだお腹いっぱい・・と思ったけど、あまりのおいしさにつるっと平らげてしまいました。 朝5時半に家を出て、帰ってきたのは夜11時ごろ。運転してくださったミンさん、さぞ疲れたのではないでしょうか?すっかり峰雪さんのお相伴にあずかってしまいましたが、自分たちだけではとてもこんな盛りだくさんの旅はできなかったでしょう。峰雪さんはじめベトナムのお友達に感謝です! 時間を惜しんで友達との友好を深めるベトナムの人、面倒見のよい皆さんに囲まれ、カシューナッツの見学というよりも、ベトナム社会見学のようであった一日でした。

ビンフォックへ

ビンフォックへ

Boket Japanの峰雪さんとお友達に、サイゴンから150km離れた田舎へ連れて行っていただきました。目的は、カシューナッツ農園の見学。ビンフォック(平福)は、北をカンボジア国境に接する省。農業エリアで、カシューナッツ、胡椒、ゴムの木が主な生産品です。 赤い土が広がる田舎の風景は、なんだかラオスに似ています。まずはカシューナッツ農園へ。 黄色いリンゴのような実がカシューアップルと呼ばれ、下に大きなソラマメのような形の種がついています。この種の中身がカシューナッツ。 この落ちたものを収穫するのだそうですが、ちょうど今がその時期だったそう。カシューアップルがたくさん地面に落ちていました。息子は一心不乱に種をとって集めていました。ちょうどこのシーズンにこられたのは幸運。 が、残念なことに、カシュー農園とこの後のポメロ農園(大きなグレープフルーツのような果物)で撮った写真80枚ほどを、カメラをいじっていた息子に消されてしまいました。お茶の木も撮ったのに。ガーーーン!!というわけで、パッとした写真がありません。 教訓:子供にカメラを触らせないこと! 拾ったカシューの種。中にカシューナッツとして食べる部分が入っています。 上は胡椒農園の入り口。一年中ブーゲンビリアが咲いているんだろうなぁ。 峰雪さんのお友達の家にて。こちらは庭にホワイトサポテという果物の木や柑橘類の木が植えてあり、たくさんの鶏が放してありました。 上は、ホワイトサポテを割ったところ。 種類としてはカキノキ科だそうで、中身の様子は柿に似てますが、味はフルーティーなカスタードのよう。初めて食べました!これはマンゴーと並ぶおいしさだと思うのですが、日持ちしなさそうだから流通していないのかなぁ。食べ終わった皮を庭に投げると、鶏が争って集まりました。 (こちらはホワイトサポテですが、ブラックサポテというものも中南米にあり、チョコレートプリンフルーツと呼ばれているそうです。こちらもおいしそう!) カシューナッツはウルシ科ですからおそらくタンニンが多く、ホワイトサポテもカキノキ科(タイ黒檀の親戚)。どちらも染め材料として使えるかもしれませんね。 鮮やかでおいしいベトナム南部の果物。たくさんの太陽を浴びて育っているんですね。こんな光景を見ると、おいしい訳に納得してしまいます。 ビンフォックへの旅、続きます。

申告その後

申告その後

確定申告(と青色申告)のe-tax提出を月末に無事に終えました。今年からクラウド会計をつかうことにして、その設定を済ませたところです。 お金の出入りがあったらその日にすぐ記帳してきているのですが、クラウドを使うとその記帳がほぼ自動でできるようになります。今まで記帳に使っていた時間を制作にあてたいものです。あぁ、数字をいじるのってやっぱり苦手です。 今月からは来秋〜来年もののデザインにとりかかります。名刺もつくらなきゃ。 … 一番上の画像は、近所のカップケーキカフェのショーケース。サイゴンにはローカルなカフェがごまんとあるのですが、これはカップケーキ専門のカフェです。 公園への通り道にあるので、入ってみたいと思っていたのですが、夫が行きたがらないので、先日息子を道連れに行ってきました。 カップケーキはちょこんと手にのるくらいの小さいサイズですが、お茶があればこのくらいでちょうどいいです。窓際に席をとったのでゆっくり外を眺めたかったけれど、それは息子と一緒では無理。でも、じっと座っていられるくらいの年になれば、私とでかけるのも嫌がるようになっているだろうなぁ。 日本に帰る前に、エッグコーヒーのお店へも行ってみたいのですが、こちらへ行くのも夫は嫌そう。また息子を言いくるめて連れて行くことにします。別に一人で行ってもいいんですけれどね。 (ハノイでエッグコーヒーの店へ行ったのですが、信じられないほど甘くて全部飲めなかったのです。飲めないというよりも、食べられなかったというべきか)。

カレンダーに追加しました

カレンダーに追加しました

春から初夏の展示の予定などを、決まっている範囲でカレンダー(左下にあります)に追加しました。 今春は新しい色も染めてみたいし、クラフトフェアのディスプレイも力を入れたい(去年はなんとティスプレイ用ポールを持って行き忘れたのです)。日本へ帰るのがとても楽しみになってきています! … タイやベトナムにいる間には何をしているの?とよく聞かれます。 この冬は、パターンや縫いの仕事のほかには、息子の日本語の勉強をみたり、このホームページの見直し、青色申告のまとめ、次シーズンの布の計画と発注、作品画像の整理など、日本で染め仕事をしながら同時にできない細々したことを、片付けています。今週は新しい屋号の名刺と洗濯の注意書きなどを作る予定です。まぁ、今の時期に長野にいても、染めはできないですからね・・。 … ある程度歩いた日は調子がいいので、できるだけ近所の公園(上の写真です。元西洋人墓地!)へ行って歩いています。下草や植木へスプリンクラーで散水しているので、日中でもとても涼しいのです。 いままで気がつかなかったのですが、公園の周りをウォーキングしている人が数多くいます。人口が多い都市部では、自宅の庭で運動というのは難しいでしょうが、こんな気持ちのよい公園があれば体を動かしたくなりますね。 そういえば、こちらでもはしかと、それからデング熱が(シーズン前なのに)大流行しているそうですよ。気をつけないといけませんね。