今年は近場の山へ。私の妹と弟家族を合わせて総勢10人(と犬一匹)で行ってきました。

みんなで出かけるのは本当に久しぶり。ログキャビンをひとつ借りて、泊まりがけです。私よりもずいぶん大きくなっている甥っ子達は、水や荷物を運んだり、気を利かせることができたりと、もう大人と変わりません。

もちろん山へも登りました。急な斜面にもかかわらず、みんな足取りも軽くスイスイ。私なんて息切れでゼイゼイ。完全に運動不足。筋力が衰えてきたのもよくわかります。あぁ、若いって羨ましい。(下の写真は斜面を下るみんな)。

夜になると、ヒメボタルがでてくるという話を聞いていたのです。でも、暗くなってからこの道をまた登る気にはなれず、聞かなかったことにしました。

夜にはみんなで食卓を囲んでご飯を食べ、夜は花火を楽しんだり、ろうそくの火を灯して一人ずつ怪談話。人数が多いというのはこんな時いいですね。

標高1000メートルほどのところなので、夜は風が冷たく寒いほど。そういえば、辺りには熊注意報が出ていました。妹は真夜中に狐の鳴き声を聞いたそうですし、私もキャビンの周りでガザガザする音を何度も聞きました。キャビンの中には入ってこない(熊)でしょうが、ちょっとドキドキしました。

今回、山へ出かける前、姪っ子が「山へ行って、それからどうするの?」と言っているのを聞きました。あぁ、やっぱり現代っ子にとっては、アミューズメントパークへ行くような感覚なのかな?と思ったのです。

でも、いざ行ってみると、みんなで鬼ごっこをしたり、散策したり、きれいな葉っぱを拾ったりと、上手に遊んでいます。仲間がいれば、なにかしら楽しいことを見つけられるものなんですね。ちょっと安心しました。

帰りには、歴史資料館へ寄り道。庭には竪穴式住居がならび、小川も流れています。周りにはのんびりした田舎の風景が広がっています。ここの木の下に座って風に吹かれているだけで満足でした(下の写真は義妹のRちゃん撮影)。

私も子供時代、夏休みには、祖父母の家へ行っていとこと遊ぶのがなによりの楽しみでした。

近所へみんなでサワガニやザリガニを採りに行ったり、祖父母の大きな古い家でかくれんぼをしたり、縁側ですいかを食べたりしたことなど、今でもはっきり思い出せます。

息子も一人っ子でかわいそうだなと思うのですが、いとこたちが仲良くしてくれるのがせめてもの救い。今回の山での休暇も、きっとみんなのいい思い出になったことでしょう。