パターンを作るのに、自宅にあるA1サイズの青焼き機でコピーしています(青焼きとは、設計や建築でかつてよく使われていた、いわゆる青写真です。もう機械も紙も日本では作られていません)。

いま取りかかっているローブ2着に使いたい布がかなり縮むのです。その伸縮率を見越して、パターンをあらかじめ大きく作らなければなりません。

大まかなものなら、パンタグラフ(下の写真)で拡大できるのですが、精度があまりよくありません。細かく計算して、またトレーシングペーパーへ引き直し、それを青焼きで焼いて切り貼りするというのも、考えただけで、気が遠くなります(いつもこの方法でやってきたのですが・・)。

ふと思いついて調べてみたら、大判コピーをしてくれるお店が町の中にありました。問い合わせたら、拡大もできるとのこと。しかも、よく中華食材を買いにいくお店の隣です。

雪が降る前に(雪が降ったら出かけられなくなるので)急いで行ってみると、A0サイズまでコピーしていただけるとのこと。拡大率も伝えて、無事に2着分のパターンのコピーをお願いすることができました。

コピーしていていただいている間、私はその隣の中華食材店で、クコの実やら花椒やら(他にもいろいろ)、ついでに買い物もできました。

アトリエにある青焼き機も、癖があって使いにくいけれど、ちょっと思いついた時に使えて便利といえば便利です。でももう紙もあるだけだし(製造停止になる前にたくさん買っておいたもの)、これを使い切ったらもうおしまいです。

大判コピー機もいずれ買わなければと思っていましたが、こんないいコピー屋さんを見つけたので、買わなくて済みそうです。

一番嬉しいのは、めんどうな拡大パターンもこんなに簡単に正確に出来上がること(一番上の写真です!)。この浮いた時間でもっと他のパターンにとりかかることができそうです。一石三鳥くらいの気持ちです。

というわけで、この週末はこのパターンを切り抜いて、見本作りをしています。

コピーとは関係ありませんが、今日はブースター接種へ行ってきました。モデルナです。しばらく前に接種した妹も父も、接種後に熱もでることはなかったようですが、さて私はどうなるでしょうか?