クラフトフェアまつもと、無事に終わりました。お立ち寄りくださったみなさま、応援くださったみなさま、どうもありがとうございました。今回は久しぶりに芝生エリアでの展示となり、光と緑がキラキラする中で2日間を過ごすことができました。

自分では数えていなかったのですが、Yさんに教えていただき、今年で9回目の出展だった(らしい)ことがわかりました。「もうそろそろ若手の作家さんに道を譲ったほうがいいのでは?もうこれで終わりにしよう」とここ毎年思ってきました。でも、お客様が「探したわよ!今年はここだったのね」と汗をかきかき毎年来てくださるのを目にしていると、やっぱり来年も応募しなきゃと思うのです。

なんといっても、ここでしかお会いできない方々が多すぎます。毎年クラフトに出展していれば、毎年でなくてもどこかの年で必ずお会いできるのですから。作家さんとのお話ももちろん、糸や布という繊維関係の素材なのに、こんなに違うものが出てくるのかと見せていただくのも楽しい。これは自分一人の個展では味わえないことです。

それにしても毎年驚くのが、若手作家さんたちの展示のうまさ。洗練されているし、見せ方も上手で、まるでお店にでもいるかのよう。売るのが上手、といいますか・・。そして今風に自然でおしゃれな服装。その昔のクラフトフェアにでていた作家さんたちとは違うのも面白いです。

心配していた搬入出問題ですが、運送業者のおじさんが親切にブースまでケースを運んでくれたほか、夫と息子、妹と姪っ子がそれぞれ手伝ってくれました。自分も含め、周りがどんどん年を取っていくのに対し、子供達は成長し(当たり前ですが)、力になってくれるようになったことを頼もしくも思いました。

そういえば、自分のブースを抜け出して、カゴ作家さんのブース前をウロウロしていたら、若い女性たちが「3000円なら買うんだけどねー」と言って立ち去って行きました。なぬ?3000円じゃ材料費にもならないでしょ!と心の中で突っ込んでいました。クラフトフェアまつもとに来場している方達でも、工業製品と手仕事との違いがわからない方も多いのかもしれません。秋のクラフトピクニックならば、ワークショップも体験できますから、いいものを作るというのは材料費も手間暇もかかるということがおわかりになると思うのですけれど。

雨の予想がでているので、昨日は持ち帰ったものを洗ってor拭いて干し、しまいました。片付けていると「あぁ、終わってしまった」と名残惜しい気持ちでいっぱいになります。また来年もまつもとで過ごすのを楽しみに。みなさま、どうもありがとうございました。

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