毎日藍建ての話ばかりですみません。

今日はもう一つの甕が届きました。ドロドロを半分に分けて入れたところで、カディのはし切れで染めのテスト。カディも手も藍色に染まりました。まあ、還元しているようですね。

今回はすくもと草木灰の灰汁しかつかっていません。完全にすくもの力だけで発酵が進んでいます。エサをやらないと建たないわけではなさそうです。

東南アジアで見聞きしている建て方は、最後の方でお酒やフルーツジュースを入れるという方法。これは去年、はちみつと黒砂糖を使ってやってみた方法に近いのかもしれません。糖分で建てる、または建つのをうながす、ということなのだな、とわかりました。

最近感じているのは、昔染められた藍の着物は、色落ちがまったくないこと。それに一番近いのが、私が藍染を始めたころに、徳島のすくもを天然発酵させて染めた藍。

藍染もまだまだ分からないことだらけ。ですが、少しずつ理想に近づいていくといいなと思いながら今年も染めていきます。